中国では黄道を２８等分して（どうやって割り切るのだろうか？），「二十八宿（にじゅうはっしゅく）」と呼びます。

　ちなみに，「大寒」，「小寒」，「春分」，「秋分」など季節を表す言葉がありますが，これは「二十四節季（にじゅうしせっき）」といい（アナウンサーでも「ニジュウヨンセッキ」などと誤読する人がいます），黄道を１５度ずつに２４等分して，各分点に太陽が位置する月日をいいます。

　赤道と黄道は２３.５度の角度で交差しています。交差する点は春分点，秋分点と呼ぶのですが，実はそれらは固定しているものではありません。黄道十二宮の最初の「おひつじ座」は，春分の日（二十四節季の春分。太陽黄経０度）からのほぼ一ヶ月なのですが，春分点が変わるので星占いの本がいつ書かれたものかによって「何日から何日までが何座」というのが違っているものがあります。

　また，さらに言えば，星占いで「蠍座生まれ」ということになっていても，天文学上ではその大部分の期間太陽は「蛇遣い座」に居たりします。

　その星座生まれの体つきと性格についての説明がありますが，いろいろな流派があるらしいし，西洋人にしか通用しないような事項もあり，いずれにしても，眉につばつけないといけないかも。
　星座名のアンカーをたどると，「プラネタリウム」内の星座案内へ行くことができます。