★ フィッシャーの直接確率法について ★
1717. フィッシャーの直接確率法について 中野 2004/01/11 (日) 02:41
└1722. Re:フィッシャーの直接確率法について ひの 2004/01/11 (日) 08:47
└1732. Re^2:フィッシャーの直接確率法について 中野 2004/01/11 (日) 13:31
└1733. Re^3:フィッシャーの直接確率法について 青木繁伸 2004/01/11 (日) 13:43
└1734. Re^4:フィッシャーの直接確率法について 中野 2004/01/11 (日) 14:15
├1737. Re^5:フィッシャーの直接確率法について 青木繁伸 2004/01/11 (日) 14:40
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├1736. Re^5:フィッシャーの直接確率法について 青木繁伸 2004/01/11 (日) 14:30
└1735. Re^5:フィッシャーの直接確率法について 青木繁伸 2004/01/11 (日) 14:24
1717. フィッシャーの直接確率法について 中野 2004/01/11 (日) 02:41
初歩的な質問ですみませんが,フィッシャーの直接確率法を用いる時の最小限必要なデータ数というものはありますか?私は,7名という極少数のデータに対し,直接確率法を適用したいと考えています。
お忙しい所申し訳ありませんが,よろしくお願い致します。
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1722. Re:フィッシャーの直接確率法について ひの 2004/01/11 (日) 08:47
サンプルサイズが小さいと計算される確率が不正確になるということはありません。しかし,サンプルが極端に小さければ偶然の浮動がデータに影響しやすいので本当は有意差があるのに出なかったり,有意差がないので出てしまったりする確率が大きくなるのは当然です。7例だと,有意差が出るのは以下の2つの場合だけです。
4 0
0 3
5 0
0 2
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1732. Re^2:フィッシャーの直接確率法について 中野 2004/01/11 (日) 13:31
お返事ありがとうございました。データの例を見て気づきましたが,
7名で2回とっているので,
A B
有 7 3
無 0 4
のようになるデータでした。質問に不備があり申し訳ございません。
また,新しくスレッドを立てようと思いますが,同じく7名について,2要因の分散分析を行って,条件の違う2回の施行のプレポストでの差を見ようと思っていますが,サンプル数の小ささについて,分散分析でも同じように考えてよろしいでしょうか?
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1734. Re^4:フィッシャーの直接確率法について 中野 2004/01/11 (日) 14:15
お返事ありがとうございます。
まず,直接確立法を適用しようと考えているものは,7名にある作業をしていただき,出来あがった作品を見て,ある項目の有無をチェックします。
その作業を同じ7名に条件を変えてまた行ってもらい,同じようにチェックし,この条件を変えた2回の施行で,有無に差が出てくるかを見たいと思っています。先行研究を参考にしているのですが,サンプル数が少ないため,問題がないかと思い質問させていただきました。
それと,2要因の分散分析については,その7名が,条件の違う作業を行うことで,前後での気分のに変化に差があるかということを見たいと思っています。
この場合,分散分析でよろしいのでしょうか?
申し訳ありませんがよろしくお願い致します。
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1737. Re^5:フィッシャーの直接確率法について 青木繁伸 2004/01/11 (日) 14:40
> 2要因の分散分析については,その7名が,条件の違う作業を行うことで,前後での気分のに変化に差があるかということを見たいと思っています。
> この場合,分散分析でよろしいのでしょうか?
「二要因の分散分析(SABタイプ;RBFpq デザイン;被検者内計画)
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/SAB.html
かな??
作業前 作業後
条件Aの作業 7人の測定データ 7人の測定データ
条件Bの作業 7人の測定データ 7人の測定データ
そういうことかな?
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1738. Re^6:フィッシャーの直接確率法について 中野 2004/01/11 (日) 15:13
説明が不十分で申し訳ありません。
> 「二要因の分散分析(SABタイプ;RBFpq デザイン;被検者内計画)
> http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/SAB.html
> かな??
> 作業前 作業後
> 条件Aの作業 7人の測定データ 7人の測定データ
> 条件Bの作業 7人の測定データ 7人の測定データ
> そういうことかな?
そうです。ありがとうございます。
SABタイプでやりました。
修論提出間近なのですが,色々不安が出てきたので,質問させていただきました。
研究IIで,データ数を集めるのが困難な被験者を対象としたため,有意差が出たものの,これを論文に載せていいものか…と,悩み始めていました。先生のお返事をお読みして,非常に励みとなりました。
それと,もうひとつ質問させて下さい。
私は研究Iでは,被験者間(200名)で,同じ事を行いました。研究IIでは,臨床データのため,人数の問題もあり,被験者内で行いました。
このように,ひとつの研究の,研究IとIIで,違った統計の方法を用いるということは,本来あってはならないことなのでしょうか?
すみませんが,よろしくお願い致します。
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1739. Re^7:フィッシャーの直接確率法について 青木繁伸 2004/01/11 (日) 15:57
> 研究IIで,データ数を集めるのが困難な被験者を対象としたため,有意差が出たものの,これを論文に載せていいものか…と,悩み始めていました。
検定というものは,データを集めて「実質的な差」があったという場合,「統計学的にも有意な差であるか」ということを確認するためのものです。検定をやってみて有意な差であれば有意であったと言って何の差し支えもないものですよね。
詳しくは,
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Kentei/caution.html
を参照のこと。
> 私は研究Iでは,被験者間(200名)で,同じ事を行いました。研究IIでは,臨床データのため,人数の問題もあり,被験者内で行いました。
> このように,ひとつの研究の,研究IとIIで,違った統計の方法を用いるということは,本来あってはならないことなのでしょうか?
別に,そんなことはありません。
目的に沿った最良の研究デザインはありますが,諸条件によって次善の策を取らざるを得ない場合には,仕方ないことでしょう。
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1740. Re^8:フィッシャーの直接確率法について 中野 2004/01/11 (日) 17:34
ありがとうございました。
非常に勉強になりました。
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1736. Re^5:フィッシャーの直接確率法について 青木繁伸 2004/01/11 (日) 14:30
> サンプル数が少ないため,問題がないかと思い質問させていただきました。
サンプル数が少ないと,検出力が小さくなります。
しかし,検出しようとしている差が非常に多ければ,少ないと思っているサンプル数で十分なこともあります。
このあたりのことを精密に吟味しようとすれば,power analysis をすることになります。
そこまで行かない場合,サンプル数を増やすことが容易ではない(不可能)な場合には,「検定を行っていけない」ということでは*あ*り*ま*せ*ん*。「検定を行っても,有意になる可能性が低いですよ(あるいは,絶対に有意になりません)」というだけのことです。実際に検定をやってみて有意だったら「有意だった」と言っていい。
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1735. Re^5:フィッシャーの直接確率法について 青木繁伸 2004/01/11 (日) 14:24
まず,前のコメントの中に書いた URL を参照して,自分のやりたいことかどうか判断してください。
私は多分そうだろうと思って,コメントしたわけです。
もし,違うなら,どこがどのように違うかおっしゃってみてください。
あなたが条件をちゃんと述べれば,こちらの回答が正しい可能性は大きいでしょう。
あなたが述べたことが不十分な場合,こうこうこういうふうな場合にはこれと,こちらが回答したものは,十分な情報を持っているあなたが判断すべきです。
#あなたが言っていた二要因分散分析は,ますます対応のある平均値の差の検定だと思えるようになりましたが。
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