• 平均値や代表値を比較する検定において，比較する群の個数によって用いる検定手法が異なる。

  対象	二群の場合	多群の場合
  平均値	二群の平均値の差の検定（$t$ 検定）	一元配置分散分析
  代表値	マン・ホイットニーの $U$ 検定	クラスカル・ウォリス検定

• 例えば，5 つの群を比較するとき，あらゆる二群の組合せに対して二群の比較をする検定を用いてはならない。このようなときには多重比較と呼ばれる方法を採用しなければならない。
  • 平均値の差の多重比較

  • 代表値の差の多重比較

  • 比率の差の多重比較

演習問題：

応用問題：

問題1　5 つの群の平均値に差があるかどうかを検定するとき，あらゆる二群の組合せに対して ${}_{5}C_{2} = 10$ 回の「平均値の差の検定」を行った。個々の検定は有意水準 $5\%$ で行った。

　この検定全体の「危険率」はいかほどか（「得られた全ての結論は正しい」とはいえない確率はいかほどか）。a，b，c から選び，解答欄に記入し，送信ボタンをクリックしなさい。

選択肢
a：0.05 より小さい
b：0.05 である
c：0.05 より大きい

解答欄：　　　　

問題2　この検定全体の「危険率」を求めなさい。答えは，小数点以下 4 桁目で四捨五入て解答欄に記入し，送信ボタンをクリックしなさい。

解答欄：