一元配置分散分析  Last modified: May 15, 2002

目的

 各観測値がどの群に属するかを表す変数に基づき,群ごとの平均値・不偏分散・標準偏差を求め,平均値の検定を行います。
 群を表す変数は,整数値をとらなくてはなりません。
 指定された変数について,群の数が2群のときにはt検定,3群以上のときには一元配置分散分析を行います。いずれの場合にも,分析に先立って,等分散性の検定も行います。変数の指定がないときには,群を表す変数以外の全ての変数について処理します。


使用例 1


オプション

  missing-value=xxx          欠損値の指定

  selection=n0(yyy,zzz)      分析対象ケースの選択

    n0 は変数番号を表す整数値。yyy, zzz は yyy < zzz の数で,
    変数 n0 の値が,yyy 以上,zzz 以下のケースを分析対象とする。
    変数がある値のケースだけを分析対象にするときは,
    selection=n0(yyy) と書いてよい。

  group-variable=nn          群を表す変数
  variables=n1,n2-n3,n4,n5   解析対象変数

    nn,n1,n2,n3 などは,変数番号を表す整数値
    群変数は整数値をとらなければならない。
    連続する変数番号はマイナス記号で連結して略記できる。
    group-variable= が省略されたときは,
    最後の変数を群変数とし,その他の変数を解析対象変数とする。
    variables= のみが省略されたときは,
    group-variable= で指定された以外の全ての変数
    について解析する。

  bartlett=n                分散の同一性に関するバートレット検定を行わない。
                            y が指定された場合,または,オプション自体が省略
                            されているときは検定を行う。


オプションの記述例

10 番目の変数が表す群により,1,3,5 〜 8,11 番目の変数の平均値の差について一元配置分散分析により検定する。

  group-variable=10/variables=1,3,5-8,11/


・ 直前のページへ戻る  ・ E-mail to Shigenobu AOKI