No.12820 コクランのQ検定  【ちひろ】 2010/06/12(Sat) 11:57

同じ対象に3種類の薬を投与して,副作用のある・なしで分類しました.
 薬A 副作用あり4 なし20
 薬B 副作用あり5 なし19
 薬C 副作用あり10 なし14
薬A,B,C間で副作用の発生率に差があるかどうか調べています.
HPを拝見して,コクランのQ検定(http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Hiritu/Cochran-Q-r.html)を用いると,P=0.03となり全体としては有意差があることが分かりました.
この後,どの群間に有意差があるかを調べるにはどの手法が適切でしょうか.
アドバイスを頂けると幸いです.

No.12821 Re: コクランのQ検定  【青木繁伸】 2010/06/12(Sat) 17:14

コクランのQ検定って,ページでも例示しているように,対応のあるデータの分析ですよ。
あなたのデータは,対応のないデータ(少なくとも,薬剤ごとの例数が違うから,対応のあるデータとは思えませんが)。
それにしても,どうやって計算したんだろうかと不思議なんですが。。。

あなたが見るべきページは,

K 群の比率の差の検定・多重比較
* ライアンの方法
    http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Hiritu/Pmul-Ryan.html
* テューキーの方法
    http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Hiritu/Pmul-Tukey.html

または,R でいえば,pairwise.prop.test

No.12822 Re: コクランのQ検定  【ちひろ】 2010/06/12(Sat) 18:55

お返事ありがとうございます.
記載方法が悪かったでしょうか.申しわけございません.

同じ対象24人に,1年ごとにA,B,Cの薬を順に投与しました.
 薬A 投与24人 副作用あり 4人 なし 20人
 薬B 投与24人 副作用あり 5人 なし 19人
 薬C 投与24人 副作用あり 10人 なし 14人

対応のあるデータと考えてコクランのQ検定を行ったのですが,
いかがでしょうか.

No.12823 Re: コクランのQ検定  【青木繁伸】 2010/06/12(Sat) 20:08

おっちょこちょいでして,間違いました。
ボンフェローニ法によって,多重比較をすれば宜しいかと。

No.12824 Re: コクランのQ検定  【ちひろ】 2010/06/12(Sat) 20:21

こちらこそ不十分な書き込みで申し訳ございません.
なるほど,ここでボンフェローニ法ですね.
とてもすっきりしました.本当にありがとうございました.

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