No.01493 Re: 比率の差の検定について 【青木繁伸】 2006/11/02(Thu) 15:31
列をいくつかまとめて検定することを考えましょう。
種2〜種4をまとめて,つまり種1とそれ以外と考えれば,種1の割合が群によって異なるかどうかという比率の差の検定になりますね。
同様に種2とそれ以外,種3とそれ以外,種4とそれ以外というように,4回比率の差の検定を行うことになります。
そして,それは,多重比較であることがわかりますね。
No.01496 Re: 比率の差の検定について 【鈴木】 2006/11/03(Fri) 02:15
アドバイスありがとうございます。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Cross/Fisher-r2.html
フィッシャーの正確確率検定(直接確率)
を適用すると考えればよろしいでしょうか。
種1と他種で比率の差の検定を行う場合には,
種1,他種,合計
4,32,40
2,8,10
sp1 <- matrix(c(4, 32, 2, 8), ncol=2, byrow=TRUE)
sp1
fisher.test(sp1)
を実行すればよろしいでしょうか。
あるいは,多重比較ということは,p値の補正などが必要でしょうか。
No.01497 Re: 比率の差の検定について 【青木繁伸】 2006/11/03(Fri) 07:37
> 多重比較ということは,p値の補正などが必要でしょうか
必要ですね。
フィッシャーのexact test なら,ボンフェローニ法
または,先に挙げられたリンクの
K 群の比率の差の検定・多重比較
* ライアンの方法
* テューキーの方法
No.01498 Re: 比率の差の検定について 【鈴木】 2006/11/03(Fri) 09:34
ご回答ありがとうございます。
種1,他種,合計
4,32,40
2,8,10
種2,他種,合計
4,32,40
2,8,10
種3,他種,合計
16,24,40
2,8,10
種4,他種,合計
16,24,40
4,6,10
> フィッシャーのexact test なら,ボンフェローニ法
4回検定を行うならば,有意水準0.05の代わりに,有意水準0.0125(0.05/4)を用いるということですね。
> K 群の比率の差の検定・多重比較
上の4つの2×2分割表を結合して,1つの8x2分割表を作成し,8群の比率の差の検定を行うという意味でしょうか。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/p_multi_comp.html
p.multi.comp(c(40,10,40,10,40,10,40,10), c(4,2,4,2,16,2,16,4), method="ryan")
No.01503 Re: 比率の差の検定について 【青木繁伸】 2006/11/03(Fri) 18:54
> 上の4つの2×2分割表を結合して,1つの8x2分割表を作成し,8群の比率の差の検定を行うという意味でしょうか。
そういうことは言ってません。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Hiritu/Pmul-Ryan.html
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Hiritu/Pmul-Tukey.html
をご覧になってはいかがでしょうかということなんですけど。
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