学名:Pinellia ternata
別名:ハンゲ(半夏)
畑の雑草として普通に見られるということで,写真に撮ったのは芝生の中に生えていたものです。
マムシグサ(蝮草)などに似ているが,植物体自体が小さく,仏炎苞(ぶつえんほう)が緑色であることで容易に区別できそうです。
漢方薬の半夏(はんげ)というのはこの球茎のことだそうです(このことから,別名は半夏)。
“半夏生(はんげしょう)”とは太陽の黄経が 100 度になる日で,夏至から 11 日目(7 月の 2 日頃)です。この時期にカラスビシャクが生じるので“半夏生”というのです(ハンゲショウ(半夏生)も参照してください)。
大柄のものはオオハンゲ(大半夏)です。
May 05, 1998
May 01, 1999
仏炎苞の間から,中の肉穂花序が見えてました。
Jul 31, 2004