カラスビシャク(烏柄杓)  サトイモ科  Last modified: Aug 07, 2004

photo  学名:Pinellia ternata
 別名:ハンゲ(半夏)

 畑の雑草として普通に見られるということで,写真に撮ったのは芝生の中に生えていたものです。
 マムシグサ(蝮草)などに似ているが,植物体自体が小さく,仏炎苞(ぶつえんほう)が緑色であることで容易に区別できそうです。
 漢方薬の半夏(はんげ)というのはこの球茎のことだそうです(このことから,別名は半夏)。
 “半夏生(はんげしょう)”とは太陽の黄経が 100 度になる日で,夏至から 11 日目(7 月の 2 日頃)です。この時期にカラスビシャクが生じるので“半夏生”というのです(ハンゲショウ(半夏生)も参照してください)。
 大柄のものはオオハンゲ(大半夏)です。

 May 05, 1998

photo  May 01, 1999

photo  仏炎苞の間から,中の肉穂花序が見えてました。

 Jul 31, 2004


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