No.20497 右手と左手のデータ  【A】 2013/11/18(Mon) 12:54

A群とB群それぞれ10人(合計20人)を被験者として右手と左手で同じ実験を行いました。右手と左手で一回ずつ計測したので,データ数は40となります。
複数のパラメータに関してA群とB群で差があるかないかを調べようとしています。
この場合,同じ人の右手と左手を独立に扱っても良いかを検定する方法を教えて頂けたら幸いです。

「被験者ID,手(右or左),パラメータ1の値,パラメータ2の値,...」
という列でデータを整理しており,ソフトはJMPを使っています。

「分析」→「モデルのあてはめ」においてYとして「パラメータ1」を選択し,モデル効果の構成において「被験者ID」を変量効果に指定し,そして「手」を選択してモデルを実行し,「変量効果を考慮した検定」で「手」のp値を確認するという方法は間違っていないでしょうか。

また,複数のパラメータがある場合,パラメータごとに上記の検定を用いることは妥当でしょうか。

ご指導の程,宜しくお願い致します。

No.20499 Re: 右手と左手のデータ  【青木繁伸】 2013/11/18(Mon) 14:40

> 同じ人の右手と左手を独立に扱っても良いかを検定する方法

そのデータが右手と左手で独立であるという理論がない限り,独立なものとして扱うべきではないでしょう。例えば,握力のような場合だと独立ではないでしょう。二元配置分散分析を使えばよいだけの話です。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/ASB.html

ページでは「前後二回の測定」と書いているが,実際は「対応のあるデータかどうか」ということなので,「右手と左手のデータが対応があるデータかどうか」という点では同じこと。

No.20502 Re: 右手と左手のデータ  【A】 2013/11/18(Mon) 15:33

青木先生,早速ご返信頂き誠にありがとうございます。

右手と左手の差のデータで(等分散が仮定出来ないので)Welchのt検定を行えば良いということですね。

勉強になりました。
お忙しい中,教えて頂きありがとうございます。

今後ともご指導の程,宜しくお願い致します。

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