No.07515 Re: 検定方法がわかりません・・・ 【青木繁伸】 2008/08/29(Fri) 20:12
混合計画でしょう
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/type-of-test.html
No.07518 Re: 検定方法がわかりません・・・ 【うまひとすじ】 2008/08/29(Fri) 21:47
いつもありがとうございます。
ちょっと,僕には,難しいので,ネットで混合計画について,勉強してみます。
また,簡単なヒントでもあったら教えてください。
No.07519 Re: 検定方法がわかりません・・・ 【うまひとすじ】 2008/08/29(Fri) 22:25
ちょこっとネットで僕向けのお子ちゃまページを見ると,ABC群では食事前の値がほぼ同じで,食後の差を比較するといったものを見かけました。でも,今回の場合は,
食前 食後 変化値
A 210 160 50
B 160 140 20
C 160 110 50
食前が A>B≒Cで
食後が A>B>Cで
変化値が A=C>B
のような関係になっています。
AC はほぼ同程度の変化を示すが,Bは大きな変化を示さないと言った具合です。このときAとCは同様の変化を示したといっていいのか?また,B群はAC群と差 があるといっていいのでしょうか?これにはどんな検定がいいのか?混合計画でいいならどのような手順で行えばいいのでしょうか?
何度もスイマセン。青木先生しか頼るところがなくて。
No.07520 Re: 検定方法がわかりません・・・ 【青木繁伸】 2008/08/30(Sat) 00:12
簡単を望んではいけない
以下は対応のある2標本x2群の話だが,対応のある2標本x3群以上の場合も同じ
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/ASB.html
No.07521 Re: 検定方法がわかりません・・・ 【うまひとすじ】 2008/08/30(Sat) 01:22
何度もありがとうございます。
簡単を望んでいるつもりはなかったんですが,統計学が素人過ぎて今迷子状態 でしたもんですから,スイマセン。先生この場合等分散を仮定とありますが問う分散を仮定してません。ノンパラってやつなんでしょうか。なんとなく,先生の おっしゃることがイメージできた気がするんですが,差の検定をするときに今回の場合,先生の言う方法ですと,食前の値が違うということは問題にならないん でしょうか?
それと調べていたのですが,共分散分析というがぴったりのような気がしまして・・・
でも,共分散分析では相関がある場合でなきゃできないのかがわからなくて・・・
なんか混乱してます。よろしければ,またご意見ください。
No.07527 Re: 検定方法がわかりません・・・ 【うまひとすじ】 2008/08/30(Sat) 23:15
青木先生こんばんわ。
色々調べてはみたもののやっぱりわかりません。
共分散分析,また違うのであれば混合計画では,どのように検定をしたらいいかとう御教示いただけないでしょうか。
なにとぞよろしくお願いします。
No.07532 Re: 検定方法がわかりません・・・ 【うまひとすじ】 2008/08/31(Sun) 17:48
青木先生・・・
よろしければお返事いただけないでしょうか?
気分でも害したのならスイマセンでした。そんなつもりは毛頭なく,統計学が素人過ぎて思ったことを,次々とぶつけてしまっていただけです。
共分散分析が適応かどうか?また,適応なら,相関がなきゃできないのか?
混合計画での検定の方法を御教示ください。
よろしくお願いします。
No.07533 Re: 検定方法がわかりません・・・ 【青木繁伸】 2008/08/31(Sun) 21:00
R での分析法を示しておきます。なお,今の ASB は,群ごとの標本サイズが異なる場合に対応していませんが,例としてあげておきます。SPSS などの場合にはちゃんと対応できているので,心配ないのですけど。> set.seed(123)
データフレームを作ります
> d <- data.frame(g=factor(rep(1:3, each=10)),
+ b=round(rnorm(30, mean=50), 0),
+ diff=round(c(rnorm(10), rnorm(10,mean=0.4), rnorm(10, mean=1))*10+30, 0))
> d$a <- d$b+d$diff
> (d <- d[,c(1,2,4,3)])
以下のようなデータです。g は群,b は処置前のデータ,a は処置後のデータ,
diff は差(処置後−処置前)
g b a diff
1 1 49 83 34
2 1 50 77 27
3 1 52 91 39
4 1 50 89 39
5 1 50 88 38
6 1 52 89 37
7 1 50 86 36
8 1 49 78 29
9 1 49 76 27
10 1 50 76 26
11 2 51 78 27
12 2 50 82 32
13 2 50 71 21
14 2 50 106 56
15 2 49 95 46
16 2 52 75 23
17 2 50 80 30
18 2 48 77 29
19 2 51 93 42
20 2 50 83 33
21 3 49 92 43
22 3 50 90 40
23 3 49 89 40
24 3 49 103 54
25 3 49 87 38
26 3 48 103 55
27 3 51 76 25
28 3 50 96 46
29 3 49 90 41
30 3 51 93 42
処置後と処置前の差を取ったものについて一元配置分散分析をする
> oneway.test(diff~g, d, var.eq=TRUE)
One-way analysis of means
data: diff and g
F = 3.5788, num df = 2, denom df = 27,
p-value = 0.04181 このP値と後に出てくる★のP値を比較する
SABにより解析するデータに再構成する(並べ替えるだけ)
> v <- c(as.vector(as.matrix(d[1:10, 2:3])),
+ as.vector(as.matrix(d[11:20, 2:3])),
+ as.vector(as.matrix(d[21:30, 2:3])))
> (ary <- array(v, dim=c(10, 2, 3)))
こんな風なデータにします
, , 1
[,1] [,2]
[1,] 49 83
[2,] 50 77
[3,] 52 91
[4,] 50 89
[5,] 50 88
[6,] 52 89
[7,] 50 86
[8,] 49 78
[9,] 49 76
[10,] 50 76
, , 2
[,1] [,2]
[1,] 51 78
[2,] 50 82
[3,] 50 71
[4,] 50 106
[5,] 49 95
[6,] 52 75
[7,] 50 80
[8,] 48 77
[9,] 51 93
[10,] 50 83
, , 3
[,1] [,2]
[1,] 49 92
[2,] 50 90
[3,] 49 89
[4,] 49 103
[5,] 49 87
[6,] 48 103
[7,] 51 76
[8,] 50 96
[9,] 49 90
[10,] 51 93
これが解
> ASB(ary)
SS d.f. MS F value P value
Factor A 196.30 2 98.15000 2.73808 0.08266
S 967.85 27 35.84630
Factor B 19983.75 1 19983.75000 545.31432 0.00000
AxS 262.30 2 131.15000 3.57881 0.04181 ★このP値が同じになる
SxB 989.45 27 36.64630ということです。処置前後の差が群間に差があるかどうかだけを知りたいなら,差を取ったデータで一元配置分散分析をすればよい。しかし,それだけではないとか,処置が3つ以上ある場合などはやはりASBで分析しなくてはならないだろうと言うこと。
ASB 関数は,
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/ASB.html
共分散分析は,共変量の影響を差し引いた後に群間に平均値の差があるかどうかを検定する方法。だから,今回のとは関係ないと思う。
No.07535 Re: 検定方法がわかりません・・・ 【うまひとすじ】 2008/09/01(Mon) 00:00
ありがとうございます!!
ぼちぼち空いた時間に勉強してみます。
また,お聞きしたいことが出てくると思いますので,そのときは,懲りずにまたよろしくお願いします。
m(笑顔)m
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