No.06965 Re: 不安感に関する二群〜三群以上の差に関する分析結果の記述とp値の解釈 【青木繁伸】 2008/07/08(Tue) 15:37
> マンホイットニのU検定で,二群間に有意差ありとなれば,65歳以上の群のほうが,不安感が強いと結論づけて問題ないでしょうか?
問題ありますか?問題があると思うのですか?なぜ?
> 三群以上の場合は,クラスカルワリス検定で行なうということでよかったでしょうか
良いでしょう。良くないと思うのですか?なぜ?
> 出現率の計算結果(各セルの度数の群内の割合)を眺め,偏りがありそうだという見込みをつけて,二群間の差の有無を検定し,結論を述べる
見込みをつけてから検定しなければならないと言うことはないでしょう。
まあ,出現率に差がないのに検定しても意味ないでしょうと言うことでしたらそうですけど,機械的に検定して,有意でないものには差がないのだとしてよいでしょう?
> p値が.05<でも,≦1なら有意傾向ありとしていいという考えがあるようですが,これってありなんでしょうか?
数値と不等号の使い方が正確でないと思いますが,「0.05 < P 値 ≦ 0.10」でしょう?
有意傾向というのは,心理学の分野で「使われていた」らしいですけど,今は,「P 値で全てを決めるような検定はするな」ということになっているようですよ。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc001/154.html
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc002/027.html
No.07010 Re: 不安感に関する二群〜三群以上の差に関する分析結果の記述とp値の解釈 【MAGI】 2008/07/13(Sun) 08:18
青木先生,いつもご教示ありがとうございます.
>数値と不等号の使い方が正確でないと思いますが,「0.05 < P 値 ≦ 0.10」でしょう?
失 礼しました,ご指摘の通りの誤記です.申し訳ありません,この記述があった論文が2002のものでした.最近の論文には,このような記述は無いようようで す.0.05 < P 値 ≦ 0.10に該当する現象を,考察,結論に含めるか自分の関連領域も含め先行研究の検索,検討を続けてみます.ありがとうございました.
● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 041 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る