★ 2つの割合の相違に関するテスト ★

8157. 2つの割合の相違に関するテスト 梨花 2005/11/01 (火) 15:22
└8187. Re: 2つの割合の相違に関するテスト cricket 2005/11/04 (金) 22:45


8157. 2つの割合の相違に関するテスト 梨花  2005/11/01 (火) 15:22
本を読んだのですが,ますます分からなくなってきたので,教えて下さい。2つの割合の相違に関するテストです。2つの treatment(a と b)から得た割合データ(ya/na と yb/nb),これが2回,別の環境(AとB)で反復されています。treatmentの違いに興味を持っています。統計学入門の本やある人には,AとB を足して(あるいは1反復ずつ),z-testを使うように言われたのですが,他の人には,1環境ずつratio(a/b)をとって,この二つでt- testをするように言われました。後者の場合,自由度は1です。本当の反復は2回なので,t-testのほうが正しい気がするのですが,調べた限り, p*n>10 かつq*n>10であれば,binomialデータでもz-testを行えるとありました。どちらもかなり似たp-valueで,有意が出ました が,・・・実際どちらを採用すべきか分かりません。もちろんもっと反復があればいいのですが,私の勉強する種ではこれしかありません。うまく説明できてい ればいいのですが・・・。みなさんはどう思われますか?

     [このページのトップへ]


8187. Re: 2つの割合の相違に関するテスト cricket  2005/11/04 (金) 22:45
検定方法を考えてからデータを取るべきでした。

> 統計学入門の本やある人には,AとBを足して(あるいは1反復ずつ),z-testを使うように言われたのですが,

 まず,z-testという用語はあまり一般的でないので,使わないほうがよいと思います。下のスレ参照
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc004/075.html#075
 さて,その上で,この場合のz検定ってなんでしょう。比率の比較としてカイ二乗検定ということならわかりますが・・・。ちなみに,2つの環境の実験を一緒くたにして分割表にするのはいけません(シンプソンのパラドックス)。

>他の人には,1環境ずつratio(a/b)をとって,この二つでt-testをするように言われました。後者の場合,自由度は1です。本当の反復は2回なので,t-testのほうが正しい気がするのですが

 比にすると母数の情報が失われます。すなわち500/1000も1/2も同じになるわけです。しかもサンプル数が各n=2では利口とは思えませんね。

 私なら,treatmentを固定因子(fixed variable),環境をランダム変量(random variable)とするロジスティック回帰をしたいです。しかし目的によっては,両方の環境で分割表分析をするのもあるでしょうね。

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 035 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る