★ 多重比較法の選択 ★

1320. 多重比較法の選択 あっこ 2003/12/11 (木) 13:28
├1327. Re: 多重比較法の選択 detour 2003/12/11 (木) 15:02
│├1345. Re^2: 多重比較法の選択 detour 2003/12/12 (金) 11:10
││└1346. Re^3: 多重比較法の選択 あっこ 2003/12/12 (金) 11:57
││ └1397. Re^4: 多重比較法の選択 detour 2003/12/15 (月) 10:16
││  └1401. Re^5: 多重比較法の選択 あっこ 2003/12/15 (月) 16:23
│└1330. Re^2: 多重比較法の選択 ときた 2003/12/11 (木) 16:35
│ └1331. Re^3: Sample size computation for multiple comparisons ときた 2003/12/11 (木) 16:59
│  └1344. 多重比較とサンプルサイズ/多重比較法と各検定法の独立性 detour 2003/12/12 (金) 11:01
│   └1438. Re: 多重比較とサンプルサイズ/多重比較法と各検定法の独立性 DISIR 2003/12/17 (水) 00:51
│    └1444. Re^2: 多重比較とサンプルサイズ/多重比較法と各検定法の独立性 detour 2003/12/17 (水) 11:20
├1325. Re: 多重比較法の選択 ときた 2003/12/11 (木) 14:45
│└1326. Re^2: 多重比較法の選択 あっこ 2003/12/11 (木) 14:59
│ └1328. Re^3: 多重比較法の選択 ときた 2003/12/11 (木) 15:45
├1322. Re: 多重比較法の選択 ときた 2003/12/11 (木) 14:30
│└1324. Re^2: 多重比較法の選択 あっこ 2003/12/11 (木) 14:45
└1321. もうひとつ あっこ 2003/12/11 (木) 13:35


1320. 多重比較法の選択 あっこ  2003/12/11 (木) 13:28
始めまして.実験の解析に多重比較をもちいたいのですが,勉強不足でいくつかわからないことがあります.

ある作業環境(7条件)で5人の被験者に50分間作業をさせました.
その結果どの条件がいいのかを調べたいのですが,等分散性を検定したところ,等分散ではなかったのです.
そういったときに等分散にならなかった条件をのぞいて6条件間の間で多重比較を行ってもよいのでしょうか.
もしいいなら,除いた条件はどのように扱うべきなのでしょうか.

等分散でないときの多重比較法もありますが,私の手元にある多重比較の本にはそういったことについてかかれてはいませんでした.
ほかのHPにはそういったときにGamesHowell,DunnettのC,TamhaneのT2を用いると書かれていたのですが,私の持っている統計ソフトの中にはその手法がありませんでした.
どうすればよいか,迷っています.(勉強不足ですいません)

     [このページのトップへ]


1327. Re: 多重比較法の選択 detour  2003/12/11 (木) 15:02
> 等分散でないときの多重比較法もありますが,私の手元にある多重比較の本にはそういったことについてかかれてはいませんでした.

勉強中の初心者です。もしかすると,「等分散でないとき」の検定法と多重比較法とは別のものなのではないでしょうか。等分散で無い時の検定を複数多重に行い,有意水準の調整をすればよいのかもしれません。調整はHolmの方法とか,その他場合により適切なものがいくつかあるのではないでしょうか。

     [このページのトップへ]


1345. Re^2: 多重比較法の選択 detour  2003/12/12 (金) 11:10
多重比較と等分散について
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc023/329.html
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc023/343.html
も参考になるかもしれません。

     [このページのトップへ]


1346. Re^3: 多重比較法の選択 あっこ  2003/12/12 (金) 11:57
お教えいただいてありがとうございます.
その部分を読んで,ボンフェローニだと等分散性を示さなくていいのだと私も思っていたのです.
永田・吉田の本にもボンフェローニ法に対しては等分散性を仮定するとはかいてなかったのです.しかし

http://www.hs.hirosaki-u.ac.jp/pt/eiki/stat/multi.pdf

↑ここではボンフェローニ法も等分散が仮定できるときに用いることのできる多重比較として取り上げられていたのです.

どちらが正しいのかわからなくなってしまいました.
本はボンフェローニ法がパラメトリック法や,ノンパラメトリック法とは(両方とも等分散性を仮定して行う)別の章に書かれていたので等分散性を気にしなくてもよい気もするのですが.
ボンフェローニ法は等分散性を気にしなくてよいのでしょうか.
ご教授願います.

     [このページのトップへ]


1397. Re^4: 多重比較法の選択 detour  2003/12/15 (月) 10:16
> http://www.hs.hirosaki-u.ac.jp/pt/eiki/stat/multi.pdf
>
> ↑ここではボンフェローニ法も等分散が仮定できるときに用いることのできる多重比較として取り上げられていたのです.
(略)
> ボンフェローニ法は等分散性をきにしなくてよいのでしょうか.

私もボンフェローニ法について知りたかったので,著者に直接メールしてお尋ねしました。さきほど返事があり,

「極論を申しますと,ボンフェローニ法は,如何なる検定においても多重比較の問題を解決できます.もし,他の適切な多重比較法が考案されているなら,そちらを優先した方がよい」とのことでした。ということで,等分散は必要条件にはなっていない,と考えてよさそうです。

     [このページのトップへ]


1401. Re^5: 多重比較法の選択 あっこ  2003/12/15 (月) 16:23
お返事ありがとうございます.
今後,さまざまな検定を行うにあたって参考にさせていただきたいと思います.

     [このページのトップへ]


1330. Re^2: 多重比較法の選択 ときた  2003/12/11 (木) 16:35
>
> 勉強中の初心者です。もしかすると,「等分散でないとき」の検定法と多重比較法とは別のものなのではないでしょうか。等分散で無い時の検定を複数多重に行い,有意水準の調整をすればよいのかもしれません。調整はHolmの方法とか,その他場合により適切なものがいくつかあるのではないでしょうか。


永田さんには朝倉から『サンプルサイズの決め方 』なんかも。
広津のp.89に二標本の場合だが,サンプルサイズが数例と小さく等分散ならKropf Rauter 逆の場合はHolmと。
Holmは Rで実現してて中沢の解説もあるが。

     [このページのトップへ]


1331. Re^3: Sample size computation for multiple comparisons ときた  2003/12/11 (木) 16:59
こんなのも

http://www.stat.ohio-state.edu/%7ejch/ssinput.html

http://www.stat.ohio-state.edu/%7ejch/mc.html

     [このページのトップへ]


1344. 多重比較とサンプルサイズ/多重比較法と各検定法の独立性 detour  2003/12/12 (金) 11:01
> http://www.stat.ohio-state.edu/%7ejch/ssinput.html
> http://www.stat.ohio-state.edu/%7ejch/mc.html

いろいろ参考になることありがとうございます。サンプルサイズが小さければ個々の検定で有意にならないわけですし,多重比較の場合には有意水準がより厳しくなるのでサンプルサイズなどもより多めに必要になる,その予測や推定を,紹介していただいたページで議論している,ということなのでしようか?

もう一つ,HolmやBonferroniの方法等では個々の検定のP値と調整した有意水準αを使って棄却仮説族全体の棄却(?)を行うわけで,どの検定法とも組み合わせることができる,と考えてよいのでしょうか。元質問者の場合と関係ありまぜんが,例えば,生存分析なら,ログランク検定を複数行い,Holmの方法で多重比較する,とか・・。

     [このページのトップへ]


1438. Re: 多重比較とサンプルサイズ/多重比較法と各検定法の独立性 DISIR  2003/12/17 (水) 00:51
>元質問者の場合と関係ありまぜんが,例えば,生存分析なら,ログランク検定を複数行い,Holmの方法で多重比較する,とか・・。
これは一般的な方法です。臨床試験を掲載してる一流の雑誌を読まれれば実例はいくらでもあります。

     [このページのトップへ]


1444. Re^2: 多重比較とサンプルサイズ/多重比較法と各検定法の独立性 detour  2003/12/17 (水) 11:20
> >元質問者の場合と関係ありまぜんが,例えば,生存分析なら,ログランク検定を複数行い,Holmの方法で多重比較する,とか・・。
> これは一般的な方法です。臨床試験を掲載してる一流の雑誌を読まれれば実例はいくらでもあります。

ありがとうございました。まずそうすべきでした。等分散が前提か否か,という議論が出て来たので,迷ってしまいました。しかし,多重比較はどうもよく理解できません。これについては新しいスレッドにさせていだきます。

     [このページのトップへ]


1325. Re: 多重比較法の選択 ときた  2003/12/11 (木) 14:45
> ある作業環境(7条件)で5人の被験者に50分間作業をさせました.
> その結果どの条件がいいのかを調べたいのですが,等分散性を検定したところ,等分散ではなかったのです.
作業とはコンビニの弁当を詰めるような作業なのか,かなり複雑な仕事(人形の顔をかく)なのか?

なぜ,5人だけなのか?

1回だけの作業,複数回?

環境の差とは?
監視のあるなし?
音楽を聞きながら?
明暗とか?

結果は生産量で,あるいは品質で評価したの?
など連想してしまう。

そういうの抜きの抽象的なのもあるかも知れないが,具体例がup されれば,雑誌 計量行動学の**論文が,全然別の具体例だけど,数学的構造は類似してませんか??なんて反応があるかも??

     [このページのトップへ]


1326. Re^2: 多重比較法の選択 あっこ  2003/12/11 (木) 14:59
たびたびありがとうございます.
作業は単純な計算作業です.
被験者数がなぜ5人なのかと聞かれると・・・つらいですが,脳波計を使用しているため被験者にいろいろな制約がかけられることと,研究室内で私だけが脳波計を使っているのではないため自分自身に使える時間が少なかったため,5人の被験者になってしまいました.

作業は各条件1回だけの作業で,環境は香りの有無(2条件)に対して明かりを3条件設定し,そのほかに明かりなしの1条件を加えた計7条件です.

結果は生産量(解答数),品質(誤答率),脳波など総合的に評価しておこないます.

     [このページのトップへ]


1328. Re^3: 多重比較法の選択 ときた  2003/12/11 (木) 15:45
> たびたびありがとうございます.
> 作業は単純な計算作業です.
> 被験者数がなぜ5人なのかと聞かれると・・・つらいですが,脳波計を使用しているため被験者にいろいろな制約がかけられることと,研究室内で私だけが脳波計を使っているのではないため自分自身に使える時間が少なかったため,5人の被験者になってしまいました.
>
僕のような しろうとが よけいなことは 云わないほうが よいみたい。
でも,サンプルがすくなすぎる気が。
しかし,よけいないちゃもんを 先端の難しい実験につけるのも?
http://www.his.atr.co.jp/%7etom/jbres/index-j.html
とか同業者さんは多そうなので,すでに,計算と脳波や脳のどこが計算で血流が増えるかなどのデータはありそうなので,脳波以外のを,そろばん塾にでもたのんで,もう少しデータがとれないのかな〜。
実は僕はしろうとの行列の計算マニアで,(数式処理の翻訳は何冊かしてるけど)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0801854148/ref=ase_nagasakacooln-22/249-2698136-1068362
にあるSVDなんかを, 多重比較法の統計家がこなすのをハタ目にすごいなと思っていて,そういうのから,サンプルが5ではとひっかかっただけです。

     [このページのトップへ]


1322. Re: 多重比較法の選択 ときた  2003/12/11 (木) 14:30
> 私の手元にある多重比較の本にはそういったことについて書かれてはいませんでした.

どんな本なのか書いても問題ないのでは?
広津千尋さんのが岩波講座の2
永田 吉田がサイエンティスト社
サイエンティスト社なんか,買いにいくと大野満夫社長がお茶を出してくださって,本のよみづらいとこまで相談に乗ってくれる。

     [このページのトップへ]


1324. Re^2: 多重比較法の選択 あっこ  2003/12/11 (木) 14:45
本の名前は統計的多重比較法の基礎 永田・吉田 
サイエンティスト社 です.
書いていいものなのかわからず,書きませんでした.
すいません...
よろしくおねがいします

     [このページのトップへ]


1321. もうひとつ あっこ  2003/12/11 (木) 13:35
作業環境(7条件)で5人の被験者に50分間作業をさせたと書きましたが,条件間だけでなく,個人差や,50分の作業時間の比較も行いたいと思っています.
そうした場合,新たに個人ごと,作業時間ごとに多重比較を行ってもよいものでしょうか.
同じデータを用いて多重比較をするとなると,優位水準が変わってきてしまうのでしょうか...
見るものが(条件ごとだったり,個人差だったり)変われば優位水準は変わらないのでしょうか...

分散分析の場合,3元配置で解析できますよね...
それと同じように多重比較にも3元配置に対応できる方法が存在するのでしょうか..

言いたいことがうまく伝わるかとても不安なので,よくわからない部分があれば,質問してください.

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 026 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る