★ Re: 多群を比較 ★

 320 Re: 多群を比較  青木繁伸  2002/12/26 (木) 20:17
  321 Re^3: 多群を比較  青木繁伸  2002/12/26 (木) 22:07
   335 Re^5: 多群を比較     2002/12/28 (土) 19:45
    336 Re^6: 多群を比較  青木繁伸  2002/12/28 (土) 20:57
     337 Re^9: 多群を比較  青木繁伸  2002/12/28 (土) 22:21


320. Re: 多群を比較  青木繁伸  2002/12/26 (木) 20:17
> N数が異なる3つのマウス群があります.

検定は標本の大きさに左右されますからね。
効果量はどの程度なんでしょうか。

効果量は,実質的な意味を示すものですから,効果量が意味がある大きさで,標本サイズが小さいために有意ではないと言うことなら,今後は標本サイズを増やして検討するということで学会報告はできると思いますよ。

検定が唯一の方法ではありません。信頼区間とか効果量をもっと重視すべきです。

効果量は小さくて問題にもされないようなレベルでも,標本サイズをそろえれば「有意!」となって大手を振って投稿するような風潮もありますよ。嘆かわしいですが。それをチェックできない査読者や編集者の方が問題なんですが。

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321. Re^3: 多群を比較  青木繁伸  2002/12/26 (木) 22:07
> 効果量というのは投薬によりどれくらい測定値として変わったか数字のことでしょうか?意味ある差だと捉えております.

再確認されることをお勧めしておきましょう。
簡単なものですが
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/meta-analysis/meta-analysis-4.html

> 残念ながら簡単に標本サイズを増やすというわけにはいきません.

「今後検討したい」というのは,論文の最後の言い訳みたいなものです(^_^)

> 今回示したいと
> 考えているのは,系統(厳密には違うのですが)を超えて同じように作用している
> →マウス一般に効果があるという論理なのですが,少し厳しいでしょうか.
> そういう論理はみたことはありませんでしょうか

それが,効果量(実質的に意味があると考える効果)を引き合いに出すということです。

研究を補完するのは一人(一グループ)の研究者ではなくて,同じテーマを研究している研究者がそれぞれは小規模でやっている研究でも,それを統合して意味のある結果かどうかを検討するのが「メタアナリシス」です。

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335. Re^5: 多群を比較     2002/12/28 (土) 19:45
> ネガティブでもp=0.1くら
> いの傾向が見られたものから,

p=0.1 は,ネガティブではありません。標本の大きさが関係しているでしょうということです。
P=0.1, n=10 の研究が 7 つあったとき,それをまとめると,
z(overall) = 3.39067
p(overall) = 0.00035
になるようですね。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/JavaScript/combine-p2.html

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336. Re^6: 多群を比較  青木繁伸  2002/12/28 (土) 20:57
> P=0.1, n=10 の研究が 7 つあったとき,それをまとめると,
> z(overall) = 3.39067
> p(overall) = 0.00035
> になるようですね。
> http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/JavaScript/combine-p2.html

もし,これら7つの研究が,7人の共同研究者が分担して行った,同じプロトコルに基づく実験で,プール可能だとすると P 値はもっともっと小さい値になります。

この例は,メタアナリシスの欠陥をあげつらっているのではなく,一つ一つの研究がしっかりしていれば,たとえ個々の研究結果のP値は有意でなくても,それらを統合することによって,より確実な結論を導けると言う,メタアナリシス(統計学)のすばらしさの例示をしているとみるべきでしょうね。

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337. Re^9: 多群を比較  青木繁伸  2002/12/28 (土) 22:21
> 書き込みの後,HPの解説を読ませていただきましたが正規分布する場合ではないといけないようですね.自分が用いたい対象はノンパラの場合が多いのですがそのような方法はあるのでしょうか.

P 値の統合は,正規分布する必要などないし,どんな検定手法によるP 値でもいいし,そもそも,検定(研究)対象も厳密に同じでなくてもいいのです。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/meta-analysis/meta-analysis-8.html
の 4.c.

メタアナリシスの親ページは,
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/meta-analysis/index.html

でも,この話は,あなたのお好みには合いそうにないのでこれでお終いにします。

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