重回帰分析の目的は,いくつかの変数に基づいて,別の変数を予測することである。
単純にするために,一つの変数( 独立変数 )から別の変数( 従属変数 )を予測することを考える。
独立変数を $x$,従属変数を $y$,$y$ の予測値を $\hat{y}$ としたとき,図 1 のような,各点の近くを通るような直線 $\hat{y} = a\ x+b$ が考えられる。
この直線式の定数($a$,$b$)は最小二乗法により求めることができる。
図 1.回帰直線とは何か |
---|
複数個の独立変数($x_1, x_2, \dots, x_p$)がある場合には,定数を $b_0, b_1, b_2, \dots, b_p$ として,回帰式は一般的に $\hat{y} = b_0+b_1\ x_1+b_2\ x_2+\dots +b_p\ x_p$ のようになる。この式の右辺は合成変数の形になっていることがわかる。
演習問題:
応用問題: