例題:
「表 1 のに示すようなデータに曲線をあてはめなさい。」
$X$ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
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$Y$ | 3.000 | 4.500 | 6.750 | 10.125 | 15.188 | 22.781 | 34.172 | 51.258 | 76.887 | 115.330 |
考え方:
図 1.元データのプロット |
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これは,図 1 の縦軸を対数目盛りで描いたものが図 2 になる(データ点が直線上に並ぶ)ことを意味している。
$X$ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
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$V=\log Y$ | 1.099 | 1.504 | 1.910 | 2.315 | 2.720 | 3.126 | 3.531 | 3.937 | 4.342 | 4.748 |
図 2.変数変換後のプロット |
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例題では,図 2 に示したように,$c = 0.6913$,$d = 0.4055$ であるから,
$a = \exp ( 0.6913 ) = 2$,$b = \exp ( 0.4055 ) = 1.5$ となる(表 1 のデータは,この定数値に基づいて作成したものである)。
$b \gt 1$ のときは,図 1 のように,右上がりで下に凸の曲線になる。
$1 \gt b \gt 0$ のときは,図 3 のように,右下がりで下に凸の曲線になる。
図 3.1 \gt b \gt 0 のときの曲線の形 |
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演習問題:
応用問題: