度数分布表(間隔尺度変数・比尺度変数の場合)     Last modified: Nov 07, 2002

例題

 「80 人の身長を調べたところ,表 1 のようであった。度数分布表を作成しなさい。」

表 1.80 人の身長(単位:cm)
162 159 163 157 152 168 153 156 167 161
154 162 160 157 169 160 162 158 161 160
163 160 163 153 164 163 163 153 155 155
162 163 168 160 158 168 163 163 158 153
161 153 168 156 155 159 158 161 157 155
161 156 167 156 158 152 160 160 155 157
158 160 157 156 164 157 161 158 161 153
163 161 160 162 159 162 161 158 160 154


集計手順

  1. まず,最小値と最大値を捜す。

    例題の場合は,最小値 = 152 cm,最大値 = 169 cm である。

  2. 最大値と最小値の範囲を 10 個程度に区分する。これを階級数と呼び,各区分の区間幅を階級幅と呼ぶ。
    階級の設定における注意事項

    例題の場合は,階級幅を 2 cm とすると,9 個の階級ができる。

  3. 表 2 のような集計表を作る。

    1. 度数の欄にその階級に属するデータの個数を数えて記入する(正の字を書いて数えるとよい)。

    2. 相対度数の欄には度数を度数の合計で割り 100 を掛けてパーセントで表す。

    3. 累積度数の欄はその階級までの度数の合計を書く。

    4. 累積相対度数の欄は累積度数欄の数値を度数の合計で割り 100 を掛けてパーセントで表す。

    表 2.度数分布集計表
    階級(単位 cm) 度数 相対度数(%) 累積度数 相対累積度数(%)
    152 以上 154 未満



    154 以上 156 未満



    156 以上 158 未満



    158 以上 160 未満



    160 以上 162 未満



    162 以上 164 未満



    164 以上 166 未満



    166 以上 168 未満



    168 以上 170 未満



    合計


演習問題-1

 表 2 の度数分布表を完成させなさい。

解答


演習問題-2

 表 1 のデータの度数分布表を作るとき,階級幅を 2.5 cm にするのは好ましくない。その理由はなぜか。

解答


応用問題


・ 計算プログラム [CGI(C)] [R] [Python]
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