サトウキビ(砂糖黍)  イネ科  Last modified: Feb 01, 2008

photo  学名:Saccharum officinarum
 花期:秋

 砂糖の原料となる植物の一つです。鹿児島県,沖縄県での生産が主ですが,昭和 30 年頃までは私の故郷香川県でも自家消費のために少しは作っていました。秋の稲刈りの頃,手伝った(じゃました)お駄賃に,サトウキビを一本もらい,囓ったものです。もっと前には実際に砂糖(黒砂糖)を作っていたということで,小学校の近くに八角堂と呼ばれていた小さな建物(小屋)がありました。牛に石臼を回させ,サトウキビを絞ったのだと聞かされていました。香川県はサンボンジロ(ワサンボン)と呼ばれる白砂糖の産地でもあったそうです。

 Mar 11, 2000

photo  夢の島熱帯植物館の畑で収穫したものが展示されていました。立派にできていますね。

 Mar 11, 2000

photo  サトウキビ畑です。

 Dec 22, 2003

photo  ススキとかヨシに似た花が咲きます。

 Dec 21, 2004

photo  沖縄では,サトウキビから黒砂糖を作っていたという。水牛が軸木を引いて歩くと,中央の歯車が回転し,そこにサトウキビを入れて汁を搾り,それを大きな釜で煮て水分を飛ばすという段取りだ。砂糖車(さーたーぐるま)という。

 Dec 20, 2008


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