目的
群を表す変数(外的基準変数)と説明変数を指定して,ステップワイズ変数選択による,判別分析を行います。それぞれの変数が指定されないときには,一番最後の変数を群変数,それ以外を説明変数として解析を行います。
群を表す変数は,整数値をとらなくてはなりません(数量化 II 類とは異なり,1から始まる連続する整数である必要はありません)。
オプション width=m 出力時の1行当たりの文字数(80≦m≦300) missing-value=xxx 欠損値の指定 selection=n0(yyy,zzz) 分析対象ケースの選択 n0 は変数番号を表す整数値。yyy, zzz は yyy < zzz の数で, 変数 n0 の値が,yyy 以上,zzz 以下のケースを分析対象とする。 変数がある値のケースだけを分析対象にするときは, selection=n0(yyy) と書いてよい。 group-variable=nn 群を表す変数 variables=n1,n2-n3,n4,n5 説明変数 nn,n1,n2,n3 などは,変数番号を表す整数値 連続する変数番号はマイナス記号で連結して略記できる。 group-variable= が省略されたときは,最後の変数を群変数, それ以外の全ての変数を説明変数として使用する。 variables= のみが省略されたときは, group-variable= で指定された変数以外の全ての変数を 説明変数として使用する。 prediction=N 各ケースの判別結果を表示しない。 Y が指定されたり省略されたときは表示する。 stepwise=N ステップワイズ変数選択をしない。 Y が指定されたり省略されたときは変数選択する。 Pin=xx 変数編入基準(標準値=0.05) Pout=yy 変数除去基準(標準値=0.05) xx, yy は 0 より大きく 1 より小さい値。xx ≦ yy であること。オプションの記述例
2,5,8,10,15 〜 21 番目の変数を用いて 10 番目の変数が表す群を判別する。
variables=2,5,8,10,15-21/ group-variable=10/
2,5,8,10,15 〜 21 番目の変数を用いて 10 番目の変数が表す群を判別する。ただし,ステップワイズ変数選択は行わず,予測値も出力しない。
variables=2,5,8,10,15-21/ group-variable=10/ stepwise=NO/ prediction=NO/