目的
カテゴリーデータを使用して,主成分分析に対応する数量化 III 類による分析を行います。
データの種類は以下の2種類あります。入力されたデータがどちらの種類であるかは自動判定されます。
ある変数が n 個のカテゴリーを持つとき,数値として 1,2,...,n をとるような変数として作られたデータです。
各ケースごとに,複数個のアイテム変数を並べます。
アイテム変数は任意の整数値でかまいません。また,これらの数値は連続していなくてもかまいません。
例:以下のデータは 11 個のアイテム変数から構成されている例です。
1 2 2 1 2 1 3 1 1 2 3 3 2 2 2 2 1 2 2 1 2 1 1 2 2 3 3 1 3 1 2 3 1 :
ある変数に反応があったかどうかを 0,1 で表すようにして作られたデータです。
各ケースごとに,複数個のカテゴリー変数を並べます。
カテゴリー変数は 0 または 1 の値をとるものでなければなりません。
例: 以下のデータは 5 個のカテゴリー変数から構成されている例です。
0 0 1 0 1 0 1 0 0 1 1 1 0 1 0 :
オプション width=m 出力時の1行当たりの文字数(80≦m≦300) missing-value=xxx 欠損値の指定 selection=n0(yyy,zzz) 分析対象ケースの選択 n0 は変数番号を表す整数値。yyy, zzz は yyy < zzz の数で, 変数 n0 の値が,yyy 以上,zzz 以下のケースを分析対象とする。 変数がある値のケースだけを分析対象にするときは, selection=n0(yyy) と書いてよい。 variables=n1,n2-n3,n4,n5 分析に使用する変数の番号 n1,n2,n3 などは,変数番号を表す整数値 連続する変数番号はマイナス記号で連結して略記できる。 variables= が省略されたときは,全ての変数を使用する。 naxis= 求める解(軸)の個数(省略時は可能な全ての解を表示)オプションの記述例
1,3,5 〜 8,11 番目の変数を用いて解析を行う。
variables=1,3,5-8,11
1,3,5 〜 8,11 番目の変数を用いて解析を行う。ただし,求める解の個数は 3 個までとする。
variables=1,3,5-8,11/naxis=3/