χ二乗検定の結果の説明法について |
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投稿者:清水 2021/09/20(Mon) 00:05 No. 23143 |
お世話になっております。例えば、Aという転帰について、いくつかの項目があった場合に、χ二乗検定で有意と選択された因子1があったとします。 その場合に、転帰Aと因子1が関連があった、という書き方をしている人がいました。関連というのはあいまいで、避けたほうが良いと習った記憶がありますが、出典がはっきりしません。例えば連続変数動詞であれば、相関係数を求めて、「相関がある」と述べられると思いますが、このような場合にはどのように表記するべきでしょうか。
そもそも項目が複数個あった場合には、名義ロジスティック分析をするべきではないかという気がしてきました。 お忙しいところ恐縮です。何卒よろしくお願い致します。 |
Re: χ二乗検定の結果の説明法について |
投稿者:aoki 2021/09/20(Mon) 12:51 No. 23145 |
結論みたいなもの
英語ページ クロス集計表レベルでは relationship, 連続変数では correlation 日本語ページ クロス集計表レベルでは連関, 連続変数では相関 連関という用語は若干古くさい感じがするものの,関連よりは専門用語っぽい
連関は,線形相関,曲線相関も含め,あらゆる「関連性」を指すと思います
以下,参考
クロス集計表レベルでは relationship, 連続変数では correlation https://bookdown.org/josiesmith/qrmbook/association-of-variables.html https://www.displayr.com/what-is-a-crosstab/
relation, relationship https://www.questionpro.com/cross-tabulation.html https://humansofdata.atlan.com/2016/01/cross-tabulation-how-why/ https://www.qualtrics.com/experience-management/research/cross-tabulation/
タイトルではcorrelation, 本文中では relatonship https://www.surveycake.com/en/featureinfo?f=cross-tabulation
以下のような記述が大勢
A crosstab is a table showing the relationship between two or more variables. Where the table only shows the relationship between two categorical variables, a crosstab is also known as a contingency table.
In this example, the two variables can both be viewed as being ordered. Consequently, we can potentially describe the patterns as being positive or negative correlations (negative in the table shown). However, where both variables are not ordered, we can simply refer to the strength of the correlation without discussing its direction (i.e., whether it is positive or negative).
連関 association 属性間に相互関係が存在することを表す言葉。関連という言葉も同じ意味で使われる。 連関表 contingency table 因果関係でなく,連関(association)関係としてとらえることが適切 連関関係の場合には行パーセント,列パーセントの両方で解釈できる ファイ係数は,2個の質的変数の連関(相関)の強さを数値化した指標である 負の連関(関連),正の連関(関連) 強い連関 → 関連性がある 弱い連関 → 関連性がない
https://www.ibm.com/docs/ja/spss-statistics/23.0.0?topic=option-crosstabs クロス集計表の説明に「相関」という用語は出てこない。「連関」が使われている。
> そもそも項目が複数個あった場合には、名義ロジスティック分析をするべきではないかという気がしてきました
その通りです。 クロス集計表の結果から変数を選択したりというのは誤りですが, 結果の解釈をする段階で,クロス集計表での所見が役に立つことはあります。
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Re: χ二乗検定の結果の説明法について |
投稿者:清水 2021/09/20(Mon) 14:33 No. 23147 |
青木先生
早速ご連絡ありがとうございます。非常に勉強になりました。英語論文ではrelationshipを使ってみたいと思います。 今後ともどうぞよろしくお願い致します。
清水拝 |
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