No.20964 片側検定での帰無仮説の書き方  【scdent】 2014/03/25(Tue) 12:29

両側検定での帰無仮説(H0)と対立仮説(H1)は,
H0: μa=μb
H1: μa≠μb
のように記載されますが,片側検定の対立仮説,H1: μa>μbに対して,帰無仮説は
H1: μa=μb
と書くべきでしょうか。それとも,
H1: μa≦μb
と書くべきでしょうか。

私としては,H1: μa≦μbと書くべきだと思いますが,片側検定においてはμa<μbの確率は0と考えているので,多くの教科書ではH1: μa=μbと書かれているのでしょうか。

皆さんにとっては,どちらでも良いような質問かもわかりませんが,ご意見よろしくお願いします。

No.20965 Re: 片側検定での帰無仮説の書き方  【TY】 2014/03/25(Tue) 13:29

H0: μa=μb
に一票。理由は,検定として帰無仮説での確率を考えるときには,μa=μbでの確率を計算するから。

No.20966 Re: 片側検定での帰無仮説の書き方  【青木繁伸】 2014/03/25(Tue) 20:40

H0: μa=μb

確率計算するに当たり,母数が不特定では不可能。だから,μa=μbとしている。μa≦μbのとき,どうやって,計算するか?

μa=μb に対して両側μa≠μbか片側μa<μbあるいはμa>μbかがある。

No.20967 Re: 片側検定での帰無仮説の書き方  【scdent】 2014/03/26(Wed) 11:27

なるほど,そうですね。

シミュレーションでαエラーを確認するときμa=μbとしているのに,そのことに気づきませんでした。

H0とH1が部分集合と補集合の関係にあると思い込んでいたようです。

TY先生,青木先生,ありがとうございました。

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