No.20812 重回帰分析と階層的重回帰分析について  【yamashita】 2014/01/31(Fri) 12:44

初歩的な質問で恐縮ですが,どなたかご教授願えますでしょうか。

AからBを予測したい時にCを統制して検討する場合,基準変数はBとし,AとCを説明変数として一括投入して重回帰分析をするのと,ステップ1にCを,ステップ2にAを投入する階層的重回帰分析をするのとで,どのような違いがみられるのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

No.20815 Re: 重回帰分析と階層的重回帰分析について  【青木繁伸】 2014/01/31(Fri) 21:41

結果的には差がないでしょう。

> ステップ1にCを,ステップ2にAを投入する階層的重回帰分析をする

場合によっては,ステップ1 で終了!(それ以上の検討の不要)ということもあるでしょう。

> AとCを説明変数として一括投入

この場合には,結果を見て,

A または C のいずれかが意味がないと判断される場合
  どちらかだけを採用したモデルを吟味する
A および C どちらも意味がないと判断される場合
  がっくりして,酒でも飲んで早く寝て,全てを忘れる
A および C のどちらも意味があると判断される場合
  さて,どっちがより重要か,悩む。あるいは,別々に単回帰を行って結果を見る

いずれにしろ「Cを統制して検討」というのが妥当だったかどうかも含めて総合的な検討をする必要があるという点では同じ。
というか,あらゆる可能性を考えて分析するのが「多変量解析」

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