No.20703 Re: χ2乗分布と検定 【青木繁伸】 2013/12/27(Fri) 15:42
丸付き数字は使うなと...
二項分布を正規分布で近似することを考える
赤玉と白玉が p1,p2(=1-p1) の割合で混ざっている
玉を取り出して色を確認後戻すという実験を n 回行う
赤玉と白玉が n1,n2(=n-n1) 個であった
適合度の検定
赤玉,白玉の期待値は n*p1,n*p2
カイ二乗値 = (n1-n*p1)^2/(n*p1) + (n2-n*p2)^2/(n*p2)
= (n1-n*p1)^2/(n*p1) + (n-n1-n*(1-p1))^2/(n*(1-p1))
= (n1-n*p1)^2/(n*p1) + (-n1+n*p1)^2/(n*(1-p1))
= ((1-p1)*(n1-n*p1)^2 + p1*(n1-n*p1)^2) / (n*p1*(1-p1))
= (n1-n*p1)^2 / (n*p1*(1-p1))
カイ二乗値の平方根をとると
(n1-n*p1) / sqrt(n*p1*(1-p1))
更に,分子・分母を n で割ってやると
(n1/n-p1) / sqrt(p1*(1-p1)/n)
これは,標準得点 Z であり,正規分布で近似する母比率の検定であるということ
他の「カイ二乗検定」も比率をどう決めるか(決まるか)が違うが,考え方は同じ。
No.20704 Re: χ2乗分布と検定 【青木繁伸】 2013/12/27(Fri) 16:08
数式部分がわかりにくいので LaTeX で
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No.20706 Re: χ2乗分布と検定 【ひろくに】 2013/12/27(Fri) 16:44
青木先生
ありがとうございます。
私の質問の最初の式がZ=で書かれているので,少し混乱しております。
たしか,2項分布の分散が n*p1*(1-p1)になるということですね。
ありがとうございました。
ひろくに
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