No.20478 多変量解析  【ぴのこ】 2013/11/15(Fri) 08:58

5つの独立変数を用いて重回帰分析を行っている論文を読みました。
同じデータセットに対して,2つのアプローチで分析を行っていました。
5つの変数をすべて使用したモデルと,バックワードステップワイズによる変数選択のモデルです。
私はこれまで,変数をすべて使用できるのであればすればよいが,変数が多すぎる場合に変数選択をするものだと思っていました。
この2つのアプローチには相補的な役割があるのでしょうか?
素人質問で恐れ入りますが,どうぞよろしくお願いいたします。

No.20481 Re: 多変量解析  【青木繁伸】 2013/11/15(Fri) 14:09

> 5つの変数をすべて使用したモデルと,バックワードステップワイズによる変数選択のモデルです。
> 私はこれまで,変数をすべて使用できるのであればすればよいが,変数が多すぎる場合に変数選択をするものだと思っていました。

「多すぎる」という基準は客観的なものでもない。予測に不要な独立変数を取り除くためにステップワイズ変数選択は一つのやり方でしょう。

> この2つのアプローチには相補的な役割があるのでしょうか?

「相補的な役割」というのは,ないでしょう。
全ての独立変数を使用したモデルについては詳しく触れる必要はなく,後段のモデルの比較対照として述べる程度で良いだろうということ。
あくまでも,最終的なモデルが結論とされるべきもの。

No.20488 Re: 多変量解析  【ぴのこ】 2013/11/17(Sun) 10:29

青木先生,お返事ありがとうございます。
結果を解釈する上では,余計な変数のない変数選択モデルを重視したほうがよさそうですね。
自分の分析で全ての独立変数が使用できる場合でも,変数選択モデルの結果も確認していきたいと思います。
重ね重ねになりますが,お勉強させていただきありがとうございました。

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