No.20204 後件肯定の例について  【コロン】 2013/09/07(Sat) 10:33

よろしくお願いします。

『伝えるための心理統計』勁草書房の30ページに帰無仮説検定の問題点の説明として,論理に於ける問題点が書かれてあります。後件肯定がうまく理解できないので説明頂けるとありがたいです。

以下引用です。

「さらに問題となるのは,帰無仮説を前提とした枠組みでは,帰無仮説それ自体の真偽判断が不可能なことです。すなわち,この枠組みで,帰無仮説から予測される結果が得られたとしても(実験結果に差がなかったとしても),帰無仮説が真か偽かは判定不可能なのです。

もしPならばQである(前提1)
Qである      (前提2)
∴Pである」(引用はここまで)

後続に「雨が降ったら,地面が濡れる」という例がありますが,これは理解できます。つまり地面が濡れていたからといって雨が降ったとは言えない,ということです。

私がうまく理解できないのは,抜粋の途中「すなわち帰無仮説から予測される....」からロジックの式にその内容を当てはめることです。PやQを本文に即したわかりやすい例でお示し頂けませんでしょうか。

よろしくお願いします。

No.20213 Re: 後件肯定の例について  【TY】 2013/09/09(Mon) 09:19

P: 帰無仮説が正しい
Q: 検定結果は有意でない
ということではないでしょうか。
つまり検定結果が有意でなかったからといって帰無仮説が正しいとは言えない,ということです。

No.20214 Re: 後件肯定の例について  【コロン】 2013/09/09(Mon) 11:43

TY様

私は,Qを,有意であるとして考えていたようで,スッキリしなかったようです。

ありがとうございました。

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