No.16080 折れ線回帰でAIC導出時の自由パラメータ数について  【SS5】 2011/12/26(Mon) 11:43

いつも参考にさせて頂いております。

説明変数(x),目的変数(y),説明変数1つに対し目的変数も1つのデータがあります。
(距離をx,標高をyとすると地形断面のようなデータです。)
折れ線回帰で幾つかのモデルを作り,それぞれのAICを比較したいと考えておりますが,自由パラメータ数の求め方がわかりません。

共立出版の「情報量統計学」第8章の「多項式回帰モデル」を参考にしています。
AICに必要な自由パラメーター数(自由度)は以下となっています。
 多項式の次数+2(平均と分散)=自由パラメーター数
そこで,以下のように考えてみました。
 折れ線の本数+折れ線の本数*2(平均と分散)=自由パラメーター数
折れ線の本数 , 平均と分散の数 , 自由パラメーター数
1 , 2 , 3
2 , 4 , 6
3 , 6 , 9
4 , 8 , 12
5 , 10 , 15


各区間で直線回帰を求めるのなら,各区間での平均,分散も自由パラメーター数に効いてくるのかなと。
また,AIC最小モデルが最適モデル(最適区分数)かどうかは一度計算してみてから考えたいとも思っています。
どなたかご存知でしたら,ご教示頂けないでしょうか。宜しくお願い致します。

No.16105 Re: 折れ線回帰でAIC導出時の自由パラメータ数について  【のね】 2011/12/27(Tue) 23:23

私は折れ線回帰をやったことがないので,詳しくはわかりませんが。

直線の自由パラメータは,「傾き,切片,分散」の3つですので,

・2本の折れ線を使うときは,この2倍に区切り位置の分を加えた,計7,以降,11,15 ... となる。

・もし,青木先生のプログラム(http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/oresen.html)のように,区切り位置で2つの折れ線が交差するという条件を付けると,自由度は1減って,6, 9, 12 ... となる。

のではないでしょうか。

No.16114 Re: 折れ線回帰でAIC導出時の自由パラメータ数について  【SS5】 2011/12/28(Wed) 17:56

のね様

わかりやすい説明で,とても参考になりました。
とりあえずご教示頂いた考え方でやってみようと思います。

また,時間があったら教科書通りの多項式回帰もやってみます。

ありがとうございました。

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