No.15352 そもそも検定できるか  【社会人】 2011/09/15(Thu) 01:20

非常に基本的なことで申し訳ないのですが,以下の条件で検定がそもそも適用できるのかどうか教えていただけないでしょうか。

・A社とB社の機械を用いて金属片が切れるか切れないか(程度は問わない,二択)を実験し,いずれの会社の機械も同等であることを確かめたい。
・A社の機械で実験した際はサンプル数は10しか準備できなかったが,B社の機械で実験した際はサンプル数は200だった。
・結果は,A社は10/10,B社は199/200で切ることができた。

「A 社の場合は母数が少ないために切れない場合が発生しなかったが,サンプル数を増やせばA社でも切れない場合が発生する可能性があり,機械としては両社とも 同等」という結論が導けないかと考えていたのですが,なかなか似たシチュエーションの例題などが見つからず非常に困っています。

よろしくお願いいたします。

No.15353 Re: そもそも検定できるか  【ひの】 2011/09/15(Thu) 01:46

2群の比率の差の検定ですから,フィッシャーの正確確率検定を適用すればよいでしょう。
検定の性格として「同じである」という積極的な結論を出すことはできません。差があるかどうかを検定して「差がある」または「差があるとは言えない」のどちらかの結果になります。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Cross/Fisher.html

No.15355 Re: そもそも検定できるか  【社会人】 2011/09/15(Thu) 15:23

早速ご回答いただきありがとうございます。

片側P値0.95238となり,有意水準5%とすると,両者で差はないとの結果が得られました。
助かりました。

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