No.15342 検定と推定について  【ビジネスマン】 2011/09/06(Tue) 23:23

基本的なことなのですが,教えてください。
例えば,A=20,B=23という平均値の,2群の平均値の差の検定で,5%水準で有意に差がある,という結果が出たとします。
一方,A,Bそれぞれの平均値の95%信頼区間は,
 A: 19.5〜20.5
B: 22.0〜24.0
であったとします。
この場合,AとBの95%信頼区間は重ならないので,このことと,検定で5%水準で有意に差があることは,同じことを意味している,と考えて良いのでしょうか?

No.15344 Re: 検定と推定について  【青木繁伸】 2011/09/07(Wed) 08:54

よく質問され,世間には誤解が蔓延している問題です。

平均値の差の検定と等価なのは,平均値の差の信頼区間です。各群の平均値の信頼区間が重なるかどうかとは違います。以下を参照のこと。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc038/00236.html

No.15351 Re: 検定と推定について  【ビジネスマン】 2011/09/12(Mon) 17:13

ご回答,ありがとうございました。
(お返事が遅くなり失礼しました)

平均値の信頼区間が重なるかどうかと平均値の差の検定で有意差があるかどうかは関係ないということが分かりました。

初歩的なことなのに,あまり他の文献とかになかった(私が見つけられなかった・・・)ので,大変助かりました。

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