「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 044

No.13540　対数正規分布　　【おっさ】　2010/10/05(Tue) 14:36

2剤の比較でそれぞれ以下のような値が得られています。

Geometric LS-mean of ratios of treatments: 1.11
N: 43
90%CI:0.95 - 1.29

Geometric LS-mean of ratios of treatmentsは2群それぞれ対数変換して群別に平均値を出してその差をとっており，Nは1群43例ずついる（クロスオーバーです）という意味だと思うのですが，ここから変動係数をもとめるにはどのようにしたらよいでしょうか。

No.13541　Re: 対数正規分布　　【青木繁伸】　2010/10/05(Tue) 15:39

何かの論文に書かれていることでしょうか？これだけの情報から計算することはできないでしょう。そもそも，「何の」変動係数ですか？
元データがあるのなら，何を計算するか私には分からないですが，あなたには計算はできるでしょう？

No.13550　Re: 対数正規分布　　【おっさ】　2010/10/06(Wed) 12:53

変動係数は標準偏差／算術平均だと思うのですが，このGeometric LS-mean of ratios of treatmentsを算術平均に使ってよいのかということと，正規分布であれば95％信頼区間はμ±1.96SDだと思うのですが，対数なので計算方法が良く分からなくて質問させていただきました。この1.11はlog10(1.11)のことです。論文に載っている表の値で，元データはありません。

No.13551　Re: 対数正規分布　　【青木繁伸】　2010/10/06(Wed) 13:44

＞変動係数は標準偏差／算術平均だと思うのですが，このGeometric LS-mean of ratios of treatmentsを算術平均に使ってよいのかということと

標準偏差／幾何平均で定義される変動係数というのは，私は見たことがありません。
ですが，変動係数というのは所詮，散らばりの尺度と位置の尺度の比なのだから，算術平均でなくて幾何平均ならだめだというものでもないでしょうけど。

> 正規分布であれば95％信頼区間はμ±1.96SDだと思うのですが，対数なので計算方法が良く分からなくて質問させていただきました。

対数正規分布における信頼区間の求め方（表示の仕方）については以下を参照。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/wrong-sd.html

No.13552　Re: 対数正規分布　　【ひの】　2010/10/06(Wed) 21:06

増山元三郎の「成長の個体差」を読んだとき，人体の体液成分の濃度の変動は対数をとると変動係数がいくらくらいの中にだいたい収まる，というような話が書いてありました。単純に対数変換したデータに対して算術平均と標準偏差を求めて変動係数を出しているのだと理解しましたが…。