No.10527 多重比較でScheffe法かTukey-Kramer法か  【MIA】 2009/07/29(Wed) 20:40

連続で失礼いたします。

現在多重比較で困っています。植生調査をしました。繰り返しはなしです。
5群(サンプル数がそれぞれ違うがすべて10以上)を多重比較したいのですが,ネットで検索した結果,Scheffe法かTukey-Kramer法が当てはまるようです。

Tukey- Kramer法の方が検出力が高いとのことですが,自分はSPSSのソフトしか持っていません。SPSSでTukeyは見つかるのですが,それが Tukey-Kramer法も含んでいるのかどうかがわかりません。英語のサイトで1つだけ「SPSSでTukeyを使ったとき,サンプル数が違う場合は 自動的にTukey-Kramer法で計算される」というようなことが書いてあるものがありました。日本語のサイトでは「SPSSではTukey法と Tukey-Kramer法を区別しない」とも書いてありました。確信がありません。

現在,海外にいる為ここでよく紹介されている永田・吉田(1997)などの書籍が手に入りません。どなたか教えていただけないでしょうか。

No.10529 Re: 多重比較でScheffe法かTukey-Kramer法か  【青木繁伸】 2009/07/29(Wed) 22:04

http://www.ibaraki-kodomo.com/toukei/posthoc.html

を見れば,以下のように書いてある

6)Tukey-Kramer法(テュキー・クレーマー)
 ・全ての群間の対比較
 ・等分散性,正規性が必要であるが,データ数は不一致でもよい(Tukey法はデータ数一致が必要)。
 ・検出力が高く,有意差がでやすい。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Average/Tukey1.html

では,

 本来は各群の例数の等しい場合をテューキーの方法と呼び,例数が等しくない場合に拡張したものをテューキー・クレーマーの方法と呼ぶことが多い。

=================

要するに,各群のデータ数が等しいかどうかによる。データ数が等しいことを前提としたのが Tukey 法で,データ数が等しくない場合に拡張したのが,Tukey-Kramer 法 ということ。

SPSS が Tukey-Kramer法に対応しているかどうかは,群ごとの例数の異なるテストデータを食わせて,ちゃんと正しい答えを出したならば,「対応しているなぁ」と判断すればよいということ。

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