No.10402 検定方法について  【飯田】 2009/07/18(Sat) 15:54

質問があります。
男性20人,女性13人に対して,運動前と運動後の体重を測定します。
男性のほうが運動による発汗量が多いという結果を導き出したいのですが,
この際には1男性運動前2男性運動後3女性運動前4女性運動後の体重4データに対して
一元配置分散分析に続く事後検定を行えばいいのでしょうか?
また対応ありのt-testのような方法で検出力を上げることは可能でしょうか?
よろしくお願いします。

No.10412 Re: 検定方法について  【波音】 2009/07/19(Sun) 17:35

> 男性のほうが運動による発汗量が多いという結果を導き出したい

発汗量が多くなれば体重が減少するのは感覚的に理解できますが,体重の変動で発汗量の多い少ないを説明できるのかどうかが問題となるような気がします。体重が多く減ったからといって,発汗量が多かったのか?と。

> 1男性運動前2男性運動後3女性運動前4女性運動後の体重4データに対して一元配置分散分析に続く事後検定を行えばいいのでしょうか?

運動前・運動後のデータは (運動後の体重) - (運動前の体重) といったように差をとれば,その差を応答変数として解析することができます。つまり,

   体重の差 = 性別(男性, 女性)

という1要因の分散分析を行うことになるわけです(性別の水準が2つなのでt検定を行っても同じことです)。

> 一元配置分散分析に続く事後検定を行えばいいのでしょうか?

体重の差をとるわけですから,この方法に従えば単純に「男性と女性で体重の平均値(の差)に差が認められるかどうか」という問題を考えることになります。だから,多重比較は無用です。

No.10413 Re: 検定方法について  【青木繁伸】 2009/07/19(Sun) 20:20

参考までに
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/ASB.html

No.10414 Re: 検定方法について  【飯田】 2009/07/20(Mon) 10:32

波音様,青木様

ご回答どうもありがとうございました。
これで安心して進めることができます。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 042 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る