No.07966 m×n表のカイ二乗検定  【pira】 2008/10/16(Thu) 09:43

患者満足度調査を行い,医療機関を受診するにあたり回答者が重要と思う項目を全17項目から1〜3位まで順位付けして3つ 選択してもらいました。対象は,大学病院外来受診患者と診療所外来受診患者です。この2群ともに,ある項目Aが飛び抜けて多い結果となりました。そこで, ご相談です。私の理解では,一般に,カイ二乗検定は,2群間の差を見るために行うものと考えます。この場合は,大学病院と診療所での差を見るのにカイ二乗 検定を使用すべきと考えます。ところが,この2群間では差がでず,次に,1群内である項目だけとびぬけて多い場合に,それを証明するにはという疑問がでて まいりました。大学病院受診患者の中で,最も多かった項目Aが飛び抜けて多いことを証明する方法はございますでしょうか。私の考えでは,大学病院受診患者 で,アンケート17項目について,選択した→1,選択しなかった→0とし,添付の表(便宜上,アンケート項目は5項目にしてあります)のように集計し,カ イ二乗検定を行ってはどうかと思ったのですが,これは誤りでしょうか。以上,よろしくお願い申し上げます。

アンケート項目 A B C D E F
選択した 80 50 30 10 5 95
選択しなかった 20 50 70 90 95 5

No.07967 Re: m×n表のカイ二乗検定  【青木繁伸】 2008/10/16(Thu) 09:50

そもそも,あなたの集計表では,合計が対象人数より多いのではないですか(全員が3位まで回答していたら,3倍)。そのような集計表は妥当なものではありません。

No.07968 Re: m×n表のカイ二乗検定  【pira】 2008/10/16(Thu) 10:31

早速のご返信ありがとうございます。
では,1位にあげられたもののみを同様に集計すれば,集計表として妥当性がありますでしょうか。

No.07969 Re: m×n表のカイ二乗検定  【青木繁伸】 2008/10/16(Thu) 11:54

> 1位にあげられたもののみを同様に集計すれば

それで良いと思います。

> 大学病院受診患者の中で,最も多かった項目Aが飛び抜けて多いことを証明する方法

一様性の検定(一様でなくても,ある理論比に従うかどうかの検定)
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/GoodnessOfFitness/nominalscale.html

No.07971 Re: m×n表のカイ二乗検定  【pira】 2008/10/16(Thu) 12:47

ありがとうございます。
早速,検定を行ってみます。

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