No.06652 Re: 比率の差の検定の使い分け 【青木繁伸】 2008/05/29(Thu) 17:18
それぞれの検定についての解説を読めば,その検定が他の検定に比べて良いところ悪いところ,その検定が仮定していること等がわかると思います。Fisherの正確確率検定は良くないとする人もいるわけです。
No.06655 Re: 比率の差の検定の使い分け 【kai】 2008/05/30(Fri) 13:36
ということは普通に2つの比率を比較する場合はFisherの直接確率検定を使っておけば問題ないと言うことでしょうか.
Fisher の直接確率検定は近似的な方法ではなくすべてのパターンをカウントする方法なので,これ以上正確な方法はないと思います.Pearsonのカイ二乗検定は Fisherの直接確率検定と比較してp値が小さくなる傾向にあるようなので,有意差が出やすいのが気になります.
No.06656 Re: 比率の差の検定の使い分け 【青木繁伸】 2008/05/30(Fri) 15:15
近似と近似でないといっても,同じものを評価しているのではないのです。
> 有意差が出やすいのが気になります。
有意差が出にくいのが気になる人もいるんです。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc002/077.html
いろいろな意見を参考にしてください。
No.06657 Re: 比率の差の検定の使い分け 【kai】 2008/05/30(Fri) 16:09
どの方法がいいかというのはリンク先の議論を見る限り,好みの問題のような気がします.
(なかなか面白い議論でした)
比率データの解析は私は臨床系のデータ解析に使用しています.
ので,私の使用用途としては保守的な方法である,Fisherの直接確率検定の方が適していると感じました.(差がないのに差があるとしてしまうことは避けなければならないので)
No.06664 Re: 比率の差の検定の使い分け 【青木繁伸】 2008/05/30(Fri) 23:17
> 好みの問題のような気がします
なるほど。おもしろい見方ですね。
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