No.04525 有意差検定について  【senoby】 2007/10/16(Tue) 10:16

例数が複数ある2群を比較する際,それらから得られた2群の平均値には差があるが標準偏差を考慮すると両群で重なるところ があるのに有意差(P<0.05)がつく場合があるのですが,何故ですか?教えていただけるとありがたいです。また,統計に関しては素人なので,分かりや すく説明していただけると助かります。

No.04526 Re: 有意差検定について  【青木繁伸】 2007/10/16(Tue) 10:52

各群のデータの重なりではなく,「標本平均値の差の分布」を考えなければならないからです。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/arc038/00236.html
のスレッドが参考になるでしょう。

No.04527 Re: 有意差検定について  【senoby】 2007/10/16(Tue) 11:16

ご指導ありがとうございました。何となくではありますが理解できました。

No.04536 Re: 有意差検定について  【Yahoo!】 2007/10/18(Thu) 08:55

青木先生のスレッドの結論の中で,「群ごとの平均値を並べて描く場合には,エラーバーは「平均値±1.96*標準 偏差」で描くべし。」と記載されていますが,本や文献を読みますと,「平均値±1.96*標準偏差」より「平均値±1.00*標準偏差」の表記の方がほと んどです。両群間に有意差があるかどうかを視覚化する場合,「平均値±1.96*標準偏差」の表記の方が「平均値±1.00*標準偏差」よりはるかにすぐ れていると思います。それなのになぜ,「平均値±1.96*標準偏差」の表記はあまり使用されないのでしょうか?

No.04761 Re: 有意差検定について  【GONBEI】 2007/11/21(Wed) 17:20

権威のある先生が「平均値±1.00*標準偏差」を使用したため,そのまま使用されてきたのではないでしょうか。 多重比較検定でパラメトリック検定とノンパラメトリック検定の使用方法についてある著名な先生が系統図を作成し,そのまま長い間使用され続けてきたという 話を聞いたことがあります。

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