No.04388 母比率の検定・区間推定のとき       【birei】 2007/09/23(Sun) 11:27

御世話になります。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/SampleSize/pconf.html
にて,
例:

類似の過去の調査結果から,母比率が 0.6 程度であると考えられる。
このとき,信頼率 95% で母比率を ±10% の精度で推定するためにはどのくらいの標本が必要か。

答え:

α = 0.05 であるから,Zα / 2 = Z0.025 ≒ 1.96 となる。したがって,

  n ≒ (1.96 / 0.1)^2 × 0.6 × 0.4 = 92.1984

ですが,±10%では,
  n ≒ (1.96 / 0.6/0.1)^2 × 0.6 × 0.4 となりませんか?

10%の取り方教えて下さい。

また,次の
(1)式はいろいろな教科書に載っているものであるが,検出力を指定できないので,場合によっては不都合である。
で,検出力は,エラー(区間推定の両サイドより,大きい・小さい母集団)の排除力と
考えて良いのでしょうか?

No.04389 Re: 母比率の検定・区間推定のとき       【青木繁伸】 2007/09/23(Sun) 12:02

> n ≒ (1.96 / 0.6/0.1)^2 × 0.6 × 0.4 となりませんか?

なぜそういう計算式になるんですか?

> 10%の取り方教えて下さい。

自分で決定するのです。
要するに,どれくらいの精度で予測したいかと言うこと。

> 検出力は,エラー(区間推定の両サイドより,大きい・小さい母集団)の排除力と
考えて良いのでしょうか

検出力というのはれっきとした,統計学の用語です。定義は教科書などで調べるべきです。
推定した範囲が母比率を含む確率です。
たとえば検出力が95%ということは,推定に基づいた標本サイズで100回調査を行うと,そのうちの95回は信頼区間は母比率を含むだろうということ(逆に言えば,5%は失敗するということ)。

No.04391 Re: 母比率の検定・区間推定のとき       【birei】 2007/09/23(Sun) 21:14

>> n ≒ (1.96 / 0.6/0.1)^2 × 0.6 × 0.4 となりませんか?

>なぜそういう計算式になるんですか?

HPの文中を引用して(検出力80%での計算の部分です)
検出力を指定して必要な標本の大きさを求めるには,
(2)式を使う。この式においては,p を標本比率とする
(上と同じ記述法で言えば,π + x = p ということ)。

ここでp-π=0.1となっていますので10%では無く0.1違うと取りました。
p=0.7にもなっておりますし…。

これでp側分布の位置は122で・βエラー約22%。
π側分布でαエラー2.1%となりました。

そのまま上の例題に戻すと0.1違うのではなく10%なので,
0.6±0.06ではないかと思いました。

0.1違うのであればHP記載で理解出来ますが,今度は1―β=0.8の
指定で解いた式に代入すると???となります。

宜しくお願い致します。

No.04392 Re: 母比率の検定・区間推定のとき       【青木繁伸】 2007/09/23(Sun) 21:36

> π + x = p

ですから p-π = x でよいのでは?

> 母比率 π を ± x の精度で推定する

のであって,π ± π*x の精度で推定するのではありません

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