8141. Re^4: 自由度 不自由 2005/10/30 (日) 17:52
zhunaiさん,レスありがとうございます。
そう,そうなんですね…。分かりかけてきた気がしてきました。自分が理解しかけている何やらと微妙に響きあうものを感じることができます。(←曖昧…。)この,もやもや感じている前概念の如きもの,どう言葉にすればいいか…。
数学の言葉を使い慣れてないのでまさに不自由極まりないことですが,こんなふうに言えるでしょうか。
ある量(例えば,ばらつきにおける偏差,分割表における周辺分布)が決まったものとして与えられている場合,その「ある量」を構成している数値の項の集まりのなかで,恣意的に(=自由に)決定できる項の個数…。
どうやら,自分自身,「何が分かっていないのか」が,よく分かっていないようです。目の前に靄がかかって前方が見通せない,メガネがなくて,注視しようとするものが像を結ばない…そんな感じです。
分
散分析で帰無仮説の検定を行なうにはF分布を決定する必要があり,決定には自由度なるパラメーターを2つ与えてやらなければならない:分子の自由度は
a-1;分母の自由度は
a(n-1)。r×cの分割表にもとづき,観測値と期待値の隔たりが偶然によるものか否かを検定にかけようとするとき,確率分布にはカイ2乗分布がよいモ
デルであることが分かっている。そのモデルを用いるためにはカイ2乗分布のパラメーターを定めてやらなければならない。ここでパラメーターは自由度であ
り,それは(r-1)(c-1)で求めることができる…。
こうしたことを曲がりなりにも学習して,個々の計算はなんとかできるのだけれども,その背後の理屈が見通せない。そんな感じです。まさに手探り。分かっている人には大根のしっぽを見るように明らかなのだろうな…。
長くなってしまいました。申し訳ありません。
zhunaiさん,私は,このように,まるで霧の中を彷徨う感覚でいますが,しかし,なんとなく理解へ向けての方向が感じられなくもない,という状態にいるようです。
レスに励まされ,頭の中味の整理にとりかかりました。
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