★ 分散分析の交互作用と主効果 ★

8119. 分散分析の交互作用と主効果 りょう 2005/10/27 (木) 17:31
└8133. Re: 分散分析の交互作用と主効果 cricket 2005/10/29 (土) 20:57
 └8143. Re^2: 分散分析の交互作用と主効果 りょう 2005/10/31 (月) 13:31
  ├8146. Re^3: 分散分析の交互作用と主効果 cricket 2005/10/31 (月) 19:44
  └8144. Re^3: 分散分析の交互作用と主効果 にゃんちゅう 2005/10/31 (月) 16:42
   └8155. Re^4: 分散分析の交互作用と主効果 りょう 2005/11/01 (火) 10:59


8119. 分散分析の交互作用と主効果 りょう  2005/10/27 (木) 17:31
何度も済みません。先日,投稿させて頂いたものです。

擬似データですが

要因A水準1(条件1) 1,2,2,3,1,1,4   M=2 SD=1.1547
要因A水準2(条件2) 4,5,3,8,4,6,5 M=5 SD=1.6330
要因B水準1(条件3) 13,8,10,11,11,7,10 M=15 SD=2.0000
要因B水準2(条件4) 5,5,10,9,8,5,7 M=5.7143 SD=2.6277

で分散分析をしたところ(spss10.0)
要因A,Bの主効果と要因A*Bの交互作用が有意でした。

また,ペアごとの比較では
条件1,2の比較と条件3,4の比較が行われ,両方とも有意でした。

この場合,条件1,3の間に差があるのか?条件2,41の間に差があるのか?をみることはできないのでしょうか(他の下位検定が必要なのでしょうか)?

なお等分散は検定により仮定されました。

長くなりましたが,ご教授のほどよろしくお願いいたします。

     [このページのトップへ]


8133. Re: 分散分析の交互作用と主効果 cricket  2005/10/29 (土) 20:57

> 要因A,Bの主効果と要因A*Bの交互作用が有意でした。

交互作用が有意ということは,主効果が単純に解釈できないことを示唆します。

> この場合,条件1,3の間に差があるのか?条件2,41の間に差があるのか?をみることはできないのでしょうか(他の下位検定が必要なのでしょうか)?

 異なる要因の水準を比較することに意味があるのですか?

     [このページのトップへ]


8143. Re^2: 分散分析の交互作用と主効果 りょう  2005/10/31 (月) 13:31
ご教授ありががとうございます。
3水準以上の要因が含まれる分散分析にて主効果・交互作用がみられた場合,どの水準間に差があるかを見る必要があるということですね。

それと異なる要因間での比較ですが,例えば

要因A=性別,水準:1男,2女
要因B=投薬,水準:1投薬あり,2投薬なし
従属変数=治癒指標(高いほど治療効果あり)

として,データを集積・分析したところ,

要因A水準1(条件1:男投薬あり) 1,2,2,3,1,1,4 M=2 SD=1.1547
要因A水準2(条件2:女投薬あり) 4,5,3,8,4,6,5 M=5 SD=1.6330
要因B水準1(条件3男投薬なし) 13,8,10,11,11,7,10
              M=15 SD=2.0000
要因B水準2(条件4:女投薬なし) 5,5,10,9,8,5,7
               M=5.7143 SD=2.6277

要因A,Bの主効果と要因A*Bの交互作用有意
ペアごとの比較:条件1,2の比較と条件3,4の比較が行われ,両方とも有意

との結果の場合,

条件1,3の比較は男では投薬効果があるのか否か
条件2,4の比較は女性では投薬効果があるのか否か

を見るために各比較は必要だと思うのですが,上記の分析結果から判断可能なのでしょうか?

長くなりましたが,よろしくお願い致します。

     [このページのトップへ]


8146. Re^3: 分散分析の交互作用と主効果 cricket  2005/10/31 (月) 19:44
> 3水準以上の要因が含まれる分散分析にて主効果・交互作用がみられた場合,どの水準間に差があるかを見る必要があるということですね。

水準という言葉の定義を確認しておきましょう。例えば「性」という要因を考えたとするなら,水準とは「男」「女」の2つです。同様に,投薬に関しても「投薬あり」「投薬なし」の2水準となります。

> ペアごとの比較:条件1,2の比較と条件3,4の比較が行われ,両方とも有意

・・・ということは,ペアごとの比較はすでにできているわけですよね。同様の方法で条件1,3,2,4を検定するのはなぜまずいと思ったのですか?

     [このページのトップへ]


8144. Re^3: 分散分析の交互作用と主効果 にゃんちゅう  2005/10/31 (月) 16:42
おそらく分散分析の考え方がまったくわからないのだと思います。
それがわからなくても基本的処理法については本を読めばわかります。お尋ねの件は例えば
岩原信九郎『教育と心理のための推計学』日本文化科学社
p273 -p280
23.6 平均の差(細胞の大きさが同じで2以上の場合)
例題1を読んでみれば交互作用があるときの処理がよく分かります。
森・吉田編著『心理学のたえものデータ解析テクニカルブック』北大路書房
なら,p94-p102 です。
 分散分析の基礎ですからしっかり本を読んで学んでください。

     [このページのトップへ]


8155. Re^4: 分散分析の交互作用と主効果 りょう  2005/11/01 (火) 10:59
詳しい情報ありがとうございます。
テキスト参考に基礎から学ぼうと思います。
有難うございました。

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 035 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る