★ 検定結果の一般人への説明 ★

7629. 検定結果の一般人への説明 アホな質問者 2005/09/09 (金) 10:26
└7630. Re: 検定結果の一般人への説明 青木繁伸 2005/09/09 (金) 11:32
 └7633. Re^2: 検定結果の一般人への説明 アホな質問者 2005/09/09 (金) 12:00
  └7634. Re^3: 検定結果の一般人への説明 青木繁伸 2005/09/09 (金) 12:04
   └7635. Re^4: 検定結果の一般人への説明 アホな質問者 2005/09/09 (金) 13:44


7629. 検定結果の一般人への説明 アホな質問者  2005/09/09 (金) 10:26
例えば,2種類の試料データ群に対して差があるかどうかの検定を行った場合,統計になじみの無い方々に説明する方法として,
「帰無仮説が有意水準5%で棄却されました」と言うよりは,
「差がある確率は95%以上です」と言えるならば,
こちらの表現の方が一般の方にもなじみやすいと思えるのですが,
こうした説明はそもそも誤りなのでしょうか。

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7630. Re: 検定結果の一般人への説明 青木繁伸  2005/09/09 (金) 11:32
> 統計になじみの無い方々に説明する方法として,
> 「帰無仮説が有意水準5%で棄却されました」と言うよりは,
> 「差がある確率は95%以上です」と言えるならば,
> こちらの表現の方が一般の方にもなじみやすいと思えるのですが,
> こうした説明はそもそも誤りなのでしょうか。

誤りでしょう。


帰無仮説と対立仮説のもとでの検定統計量の分布を表す図
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Kentei/beta-error.html
において,対立仮説の分布の位置によって1ーβは変わります。

統計学を分かってもらおうと,いろいろ言い換えをするのは,かえって誤解を生むので,ちゃんと説明するのが一番の近道であり王道です。

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7633. Re^2: 検定結果の一般人への説明 アホな質問者  2005/09/09 (金) 12:00
>> 誤りでしょう。
>
>
> 帰無仮説と対立仮説のもとでの検定統計量の分布を表す図
> http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Kentei/beta-error.html
> において,対立仮説の分布の位置によって1ーβは変わります。
>
> 統計学を分かってもらおうと,いろいろ言い換えをするのは,かえって誤解を生むので,ちゃんと説明するのが一番の近道であり王道です。

早速の御回答ありがとうございました。あまりにごもっともなご指摘です。しっかり勉強して王道を目指したいと思います。
ところで「2群の差がある確率は□△%」といえる統計学上の手法は存在するのでしょうか。

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7634. Re^3: 検定結果の一般人への説明 青木繁伸  2005/09/09 (金) 12:04
> ところで「2群の差がある確率は□△%」といえる統計学上の手法は存在するのでしょうか。

対立仮説の 位置母数が決まれば,つまりたとえば帰無仮説における二群の差が0で,対立仮説ではそれが0.8 とか固定できれば,非心分布を使って対立仮説が正しい確率をもとめることはできます。しかし,当然ながら対立仮説のもとでの差が 0.85 のときは,0.857 のときは?と,きりがないというか意味がない。

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7635. Re^4: 検定結果の一般人への説明 アホな質問者  2005/09/09 (金) 13:44
詳細な説明ありがとうございました。2群の差がある確率はそもそも意味が無いということですね。

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