6438. Re: 無相関検定 青木繁伸  2005/04/13 (水) 00:16 
> 相関係数を出した際,0.1という数値がでました。 
> 一般的には相関はないといってしまってよいのでしょけれど 
> ほかの相関はもっともっと低く0.001とかの数値です 
> それに比べると大きいので,弱い相関があるといいたいのですが 
 
一般的な基準は,-0.2〜0.2 は「ほとんど相関関係がない」!!です。 
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Soukan/pearson.html 
 
> 無相関検定をすると 
>  
> 標本サイズ= 35000 
> 標本相関係数 = 0.1 
>  
> 検定統計量 t = 18.802 自由度 = 34998 
> 有意確率 P 値 = 2.02959e-16 
>  
> となります 
>  
> 検定統計量 t値がどれぐらいだと,相関がないといえるのでしょうか? 
> もしくは 有意確率 P 値 の参考値も今回のケースでどうか,教えていただければ助かります 
 
t値ではきめられません。自由度が関係するからです。 
P値は有意水準と比べれば良いだけです。 
 
しかし,そもそも相関係数が 0.1 というのは,片方の変数がもう一方の変数に 0.1^2 つまり0.01 つまり 1% しか影響しないというレベルの数値なんです。 
 
それにもかかわらず,P 値が2.02959e-16(この表記による数値がいくつか分かりますね)とは,サンプルサイズがとんでもなく大きいからです。 
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/Hanasi/StatTalk/jissainoimi.html 
を是非理解してください。 
 
散布図を描いてみることを強くお勧めします。いかに相関関係がないか実感できるでしょう。 
 
 
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