★ 感染症の抗体価測定を複数の患者に行った場合の統計処理の方法について ★

4935. 感染症の抗体価測定を複数の患者に行った場合の統計処理の方法について ののじ 2004/11/11 (木) 11:01
└4937. Re: 感染症の抗体価測定を複数の患者に行った場合の統計処理の方法について 青木繁伸 2004/11/11 (木) 13:24
 └4939. Re^2: 感染症の抗体価測定を複数の患者に行った場合の統計処理の方法について ののじ 2004/11/11 (木) 16:17


4935. 感染症の抗体価測定を複数の患者に行った場合の統計処理の方法について ののじ  2004/11/11 (木) 11:01
青木教授御侍史

本当にお久しぶりにご相談申し上げます。
感染症の抗体価測定を複数の患者に行った場合の統計処理の方法についてお伺い致します。
患者は同一人物ではなく,感染症の抗体価は連続変数ではなく,0.1,1.0,10.0・・1000.0というような不連続変数です。
また,測定値は正規分布をとります。
質問1)統計計算式ですが,One Way ANOVAでよろしいでしょうか。
質問2)測定値に関して,SDを算出することは,統計学的に誤りではないでしょうか。

また,グラフにする際に,Logスケールであらわしたいのですが,Log値に関しても,同様の処理方法を行ってもよろしいでしょうか。

恐らく大変基礎的な質問で恐縮ではございますが,何卒御教授くださいますようよろしくお願い申し上げます。


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4937. Re: 感染症の抗体価測定を複数の患者に行った場合の統計処理の方法について 青木繁伸  2004/11/11 (木) 13:24
> 患者は同一人物ではなく,感染症の抗体価は連続変数ではなく,0.1,1.0,10.0・・1000.0というような不連続変数です。
> また,測定値は正規分布をとります。

測定値は,「対数正規分布」に従うのでしょう?

> 質問1)統計計算式ですが,One Way ANOVAでよろしいでしょうか。

群の平均値の比較ならそういうことでしょう。

> 質問2)測定値に関して,SDを算出することは,統計学的に誤りではないでしょうか。

統計学的に誤りかと言えば,誤りではないでしょう。ただ,不適切かもしれませんが。
対数正規分布に従うのなら,対数をとれば正規分布に従うのですからね。
そのために,対数変換という変数変化も存在するわけです。
なお,対数変換前後のSDの扱いについては,
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/mb-arc/wrong-sd.html
を参照して頂くといいとおもいます。

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4939. Re^2: 感染症の抗体価測定を複数の患者に行った場合の統計処理の方法について ののじ  2004/11/11 (木) 16:17
青木教授御侍史

いつも大変明快な御教授をいただき誠にありがとうございます。
本当にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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