「統計学関連なんでもあり」の過去ログ---028

★ 母体数の違いからくる誤差に関して ★

2868.　母体数の違いからくる誤差に関して　さち　2004/03/31 (水) 15:41
└2869.　Re: 母体数の違いからくる誤差に関して　青木繁伸　2004/03/31 (水) 15:50
　└2870.　Re^2: 母体数の違いからくる誤差に関して　さち　2004/03/31 (水) 16:22
　　└2871.　Re^3: 母体数の違いからくる誤差に関して　青木繁伸　2004/03/31 (水) 17:52

2868.　母体数の違いからくる誤差に関して　さち　　2004/03/31 (水) 15:41

統計学に関しては全くの素人の質問ですが，宜しくお願いします。

例えば，合計100部雑誌を発送する中で，ある商品の試供品を60部数に入れ，残り40部数には入れなかったとします。

この試供品をみて商品を購入したレスポンス率と，試供品が入っていなかったにも関わらず，購入した購買率をそれぞれ計算できると思うのですが，このように母体数が違った場合には，試供品のレスポンス率と，試供品がなくても購入した率というのを，～倍というふうに比較する事は出来るのでしょうか？

　　　　　[このページのトップへ]

2869.　Re: 母体数の違いからくる誤差に関して　青木繁伸　　2004/03/31 (水) 15:50

比較はできますね。

比較して，その差が統計学的に意味のある差であるかどうかは，比率の差の検定で行えます。以下を参照。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Hiritu/diff-p-test.html

なお，試供品を入れるのと入れないのを同数にするのが一番賢い方法です。

　　　　　[このページのトップへ]

2870.　Re^2: 母体数の違いからくる誤差に関して　さち　　2004/03/31 (水) 16:22

青木様
早速のご回答を有難うございました。

> 比較はできますね。

今回の質問では，母体数60対40でしたが，10対90の場合でも，比較はできるのでしょうか？

> 比較して，その差が統計学的に意味のある差であるかどうかは，比率の差の検定で行えます。以下を参照。
> http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Hiritu/diff-p-test.html

ありがとうございます。
統計に関しては，全くの素人ですがトライしてみます。
公の場で，証明したり検証したりするには，こういった検定が必要になってくるし，個人レベルの予測では，比較可能ということですよね？

　　　　　[このページのトップへ]

2871.　Re^3: 母体数の違いからくる誤差に関して　青木繁伸　　2004/03/31 (水) 17:52

> 今回の質問では，母体数60対40でしたが，10対90の場合でも，比較はできるのでしょうか？

できるでしょう。単に，数値（割合）を比べるだけですから。

では，1対99でもできますか？－－－＞できます。

比較ができると言うことと，その比較がどの程度の正確さを持つかとか，比率の差が意味のあるものかどうかというのは違うわけです。

　　　　　[このページのトップへ]