★ t検定について ★

2089. t検定について furuki 2004/01/29 (木) 16:14
└2091. Re: t検定について 青木繁伸 2004/01/29 (木) 16:26
 └2093. Re^2: t検定について furuki 2004/01/29 (木) 17:31


2089. t検定について furuki  2004/01/29 (木) 16:14
この前お世話になった山形大学のfurukiです。
また質問があるのでよろしくお願いします。
今度は二つの個体群の体長の平均値をt検定で比較したいのですが,F検定でPの両側確率をもとめたら0.22でした。
統計手法選択ガイドにはt検定の予備調査ではα=0.25くらいに設定した方がいいがいいとありましたが,この場合はやはり当分散を仮定しないで検定するべきなのでしょうか?その場合,卒論では等分散を仮定したもしくはしなかった理由はどのように説明したらよいでしょうか?

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2091. Re: t検定について 青木繁伸  2004/01/29 (木) 16:26
等分散を仮定する場合としない場合で結論は違ってくるのでしょうか?

歴史的な経緯で,平均値の差の検定をする前にはまず等分散性の検定を行ってからということになっていますが,最初から等分散を仮定しない平均値の差の検定を行っても何ら非難されないでしょう。
むしろ,検定の多重性という観点からは等分散性の検定というのは余分なものとも考えられるのではないでしょうか。

参考になるかどうかはわかりませんが,(この掲示板でも以前取り上げましたが),R における平均値の差の検定を行う関数 t.test や,一元配置分散分析を行う oneway.test では,各群の分散が等しいことを仮定しない検定法が標準設定(デフォールト)になっています。特に後者は,普通の統計プログラムではあまり見られないであろう手法(Welch の方法の拡張)をデフォールトにしているところが,興味深いところです。

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2093. Re^2: t検定について furuki  2004/01/29 (木) 17:31
どちらでも検定結果に差はないので,等分散を仮定しない結果を提示しようと思います。

ご回答ありがとうございました。またよろしくお願いします。

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