★ 独立性の検定での信頼度について ★

1973. 独立性の検定での信頼度について 堀 2004/01/23 (金) 17:41
└1977. Re: 独立性の検定での信頼度について 青木繁伸 2004/01/23 (金) 18:16


1973. 独立性の検定での信頼度について 堀  2004/01/23 (金) 17:41
独立性の検定での信頼度について

初めまして,現在学会に追われている大学院生です。
研究で,統計解析がありとても悩んでいます。

どなたかご返答いただけないでしょうか。

悩んでいるのは,信頼度についてなのです。
最初に99%で検定した場合,有意差が認められなかったのですが,医療系の文献等を読み返したところ,信頼度95%が慣例になっているとかいてあったので,95%の信頼度で検定をおこないました。

そうすると99%では有意差が認められなかったものが,95%で有意差が認められるようになってしまいました。

この場合,信頼度95%と99%の両方のデータを比較して,「何か傾向がある」もしくは,「何か示唆された」というようなことは,論文に記載してもおかしくは無いのでしょうか?

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1977. Re: 独立性の検定での信頼度について 青木繁伸  2004/01/23 (金) 18:16
> 独立性の検定での信頼度について

検定では信頼度という用語は出てこないと思います。

> 悩んでいるのは,信頼度についてなのです。
> 最初に99%で検定した場合,有意差が認められなかったのですが

信頼度99%で検定するというのは,有意水準1%で検定するということでしょうか?

> 医療系の文献等を読み返したところ,信頼度95%が慣例になっているとかいてあったので,95%の信頼度で検定をおこないました。

医学系に限らず,有意水準5%で検定することは多いと思います。

> この場合,信頼度95%と99%の両方のデータを比較して,「何か傾向がある」もしくは,「何か示唆された」というようなことは,論文に記載してもおかしくは無いのでしょうか?

同じデータについて,「有意水準1%では有意ではなかったが,有意水準5%では有意だった」と言うつもりですか。それは明らかに変です。
そのような場合には「有意水準5%で有意だった」と言います。
また,有意水準は検定ごとにころころ変えるべきではなく,たとえば5%のように,固定する(事前に決める)べきです。
その上で,個々の検定では有意確率(P値)を示すのがよいでしょう。

つまり,「方法」のところで,「検定は有意水準5%で行う」と宣言しておき,「結果」のところでは,「○○の平均値は△△で有意に高かった(P=0.0386)。」のように書くのがよいでしょう。

学会の慣例というのがあり,上のような書き方ではない(旧式の?)書き方が主流を占めている場合もあるでしょうが,そのような場合であっても,他の論文をいくつか参考にすればよろしいかと思います。

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