★ 質問紙の妥当性 ★

1025. 質問紙の妥当性 鈴木 2003/11/14 (金) 18:23
└1027. Re: 質問紙の妥当性 青木繁伸 2003/11/14 (金) 22:12
1043. 質問紙の妥当性 鈴木 2003/11/17 (月) 10:07
└1047. Re: 質問紙の妥当性 青木繁伸 2003/11/17 (月) 11:56
 └1048. Re^2: 質問紙の妥当性 鈴木 2003/11/17 (月) 13:35


1025. 質問紙の妥当性 鈴木  2003/11/14 (金) 18:23
外国の質問紙の日本語版を作っています。
3つの集団で信頼性,妥当性を検討しました。
すべての集団でα計数やテスト-再テストの信頼性計数は高いのですが,因子構造は違っています。
ひとつひとつの集団で因子数は同じですが,なかの項目は少しづつ違います。
これは,妥当性としては低いのでしょうか?

     [このページのトップへ]


1027. Re: 質問紙の妥当性 青木繁伸  2003/11/14 (金) 22:12
妥当性というのはいろいろありますね。

○○妥当性

今の場合は,内容妥当性に問題はないかと言うことかと思いますが。

     [このページのトップへ]


1043. 質問紙の妥当性 鈴木  2003/11/17 (月) 10:07
> ○○妥当性
>
> 今の場合は,内容妥当性に問題はないかと言うことかと思いますが。

青木先生お返事ありがとうございます。ご指導お願い致します。

内的妥当性の検討に探索的因子分析を行いました。
ちなみに,
(1)看護専門学校生103人(平均年齢21.2歳,18〜37歳,標準偏差は3.2,)
(2)看護師63人(平均年齢33.5歳,21〜57歳,標準偏差9.5,看護経験年数9.4年,1〜30年,標準偏差7.5)
(3)新人看護師940人(平均年齢23.12,19〜36歳)
  (1)と(2)は人数が少ないので予備的調査の感がありますが,テスト-再テスト,及びα係数が高いので,内的一貫性が高いと考えられます。

内的妥当性を検討した探索的因子分析で因子数は,8因子でそれぞれ,累積寄与率は,(1)56.1%,(2)63.2%,(3)52.2%です。因子負荷量は全て0.35以上であり,因子のネーミングもほぼ同様にできそうです。しかし,各因子の項目が全て一致しません。
この結果は,この質問紙が看護専門学校生 ,看護師,新人看護師の質問紙として内的一貫性及び内的妥当性がある・・といえるでしょうか?

     [このページのトップへ]


1047. Re: 質問紙の妥当性 青木繁伸  2003/11/17 (月) 11:56
> 内的妥当性の検討に探索的因子分析を行いました。
> 内的妥当性を検討した探索的因子分析で因子数は,8因子でそれぞれ,累積寄与率は,(1)56.1%,(2)63.2%,(3)52.2%です。因子負荷量は全て0.35以上であり,因子のネーミングもほぼ同様にできそうです。

>しかし,各因子の項目が全て一致しません。

最後の文章は曖昧ですが,項目が全部違うということではないのでしょう。

私の言ったのは内的一貫性でも内的妥当性でもなく,内容妥当性です。作った尺度は,もとの尺度と内容的に同じなんでしょうか。
内容が別の尺度が作られての,内的一貫性も内的妥当性もあるというようなことになるでしょうが,別のものができてしまったのでは比較することもできないでしょうということでしたよね。

     [このページのトップへ]


1048. Re^2: 質問紙の妥当性 鈴木  2003/11/17 (月) 13:35
>
お返事ありがとうございました。

> 最後の文章は曖昧ですが,項目が全部違うということではないのでしょう。

項目のいくつかが違っています。

> 私の言ったのは内的一貫性でも内的妥当性でもなく,内容妥当性です。作った尺度は,もとの尺度と内容的に同じなんでしょうか。
> 内容が別の尺度が作られての,内的一貫性も内的妥当性もあるというようなことになるでしょうが,別のものができてしまったのでは比較することもできないでしょうということでしたよね。

作った尺度は,もとの尺度と内容的に同じです。

ピントがなかなか合っていませんでした。すみません。
先生のいう内容妥当性が解りました。

項目の内容が少しずつ違っていても,その集団での内容妥当性は,あると解釈できる。と言うことですね。
ありがとうございました。

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 026 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る