★ 共分散構造分析について ★

862. 共分散構造分析について まみ 2003/10/22 (水) 12:25
├872. Re: 共分散構造分析について @@ 2003/10/22 (水) 23:02
│└876. Re^2: 共分散構造分析について まみ 2003/10/23 (木) 12:06
│ └882. Re^3: 共分散構造分析について @@ 2003/10/25 (土) 23:50
│  └885. Re^4: 共分散構造分析について 青木繁伸 2003/10/26 (日) 08:12
└866. Re: 共分散構造分析について 青木繁伸 2003/10/22 (水) 20:05
 └877. Re^2: 共分散構造分析について まみ 2003/10/23 (木) 12:08


862. 共分散構造分析について まみ  2003/10/22 (水) 12:25
はじめまして,よろしくお願いします。
現在,STATISTICAを用いて分析をしております。
手順としましては,探索的因子分析(斜交回転)を行い,潜在変数とその観測変数を決定した後,共分散構造分析を行っております。

因子分析で因子間の相関係数と共分散構造分析での外生変数の相関のパス係数がかなり違う値になってしまいました。
例)因子分析の相関係数 0.4
  共分散構造分析の外生変数の相関の値 -0.3
  と符号が逆転してしまいました。
このような結果は,起こりうるのでしょうか?

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872. Re: 共分散構造分析について @@  2003/10/22 (水) 23:02
> 因子分析で因子間の相関係数と共分散構造分析での外生変数の相関のパス係数がかなり違う値になってしまいました。

<問診>
(1)EFA斜交モデルで推定した因子相関なのか,因子得点を算出してから相関を再計算した値の,いずれか?
(2)SEMの因子負荷とEFAの因子負荷の符号は同じで,相関の符号だけ違うのか?

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876. Re^2: 共分散構造分析について まみ  2003/10/23 (木) 12:06
返信ありがとうございます。
問診の結果なのですか以下のとおりです。

><問診>
> (1)EFA斜交モデルで推定した因子相関なのか,因子得点を算出してから相関を再計算した値の,いずれか?

EFA斜交モデルで推定した因子相関です。

> (2)SEMの因子負荷とEFAの因子負荷の符号は同じで,相関の符号だけ違うのか?

はいそうです。

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882. Re^3: 共分散構造分析について @@  2003/10/25 (土) 23:50
> > (2)SEMの因子負荷とEFAの因子負荷の符号は同じで,相関の符号だけ違うのか?
>
> はいそうです。

だとしたらF1とF2は,それぞれEFAとCFAで異なる内容を測定している因子ということですね.
観測変数がかなり多く状況て,CFAであなたが因子負荷に与えたゼロ制約によって測定状況が変化したか,因子も多くて,かつ高い因子相関を含んでいるような状況しか想像できません.

STATISTICAはSPSSと逆の符号を選ぶことがあります.対応分析ですが.
いっせいに逆になるのなら解釈は同じなのですが,上記のようなことは無学のため初耳ですね.

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885. Re^4: 共分散構造分析について 青木繁伸  2003/10/26 (日) 08:12
> いっせいに逆になるのなら解釈は同じなのですが,上記のようなことは無学のため初耳ですね.

私の読解力の不足かと思いますが,念のため。

因子負荷量の符号が全く逆になるのは,因子単位です。全ての因子セットにおいて逆になるのではありません。

ということもあり,@@さんのおっしゃるように,因子自体が別のものである可能性もあるかもしれませんね。

# よくあることですが,分析結果例の主要な部分を掲載してもらうのが解決の近道かもしれません。
# 秘密な部分は伏せ字(区別が付くように。記号を割り当てるとか)にすれば大丈夫と思いますが。

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866. Re: 共分散構造分析について 青木繁伸  2003/10/22 (水) 20:05
> 因子分析で因子間の相関係数と共分散構造分析での外生変数の相関のパス係数がかなり違う値になってしまいました。
> 例)因子分析の相関係数 0.4
>   共分散構造分析の外生変数の相関の値 -0.3
>   と符号が逆転してしまいました。
> このような結果は,起こりうるのでしょうか?

ちゃんと確認してからの方がいいのですが,因子分析で因子間の相関係数というのは,実際には推定された因子得点間の相関と同じですよね(確か)。
それが正しいなら,因子得点の符号は因子負荷量の符号と関係しており,因子負荷量の符号というのは計算アルゴリズムやコンピュータの計算処理上の一寸した違いで正反対になり得ます。しかし,原理的に考えれば,そもそも因子得点(因子負荷量)の符号というのは理論的に「解釈すべきもの」であって,データあるいは仮説によって「事前に決まっているものではない」ということで,単に,解釈の時点で正負に割り当てる意味の割り当てを交換すればいいだけなのです。

同じような事情が共分散分析にもあるかどうかは私は不勉強でわかりませんが,因子分析の方に解釈の余地があるなら,両者の符号が一致しないことはあまり重大なことではないと思いますがいかがでしょう。

実際問題として,分析結果が正反対というわけではないのでしょう??

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877. Re^2: 共分散構造分析について まみ  2003/10/23 (木) 12:08
>> 実際問題として,分析結果が正反対というわけではないのでしょう??
>
はい,そうです。ありがとうございました。

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