★ 因子分析-不良項目のチェック ★

778. 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子 2003/10/11 (土) 21:24
├783. Re: 因子分析-不良項目のチェック 青木繁伸 2003/10/11 (土) 23:05
└779. Re: 因子分析-不良項目のチェック 青木繁伸 2003/10/11 (土) 22:50
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  └782. Re^3: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子 2003/10/11 (土) 23:05


778. 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/11 (土) 21:24
外国の尺度の日本語版を作ろうとしています(30項目)。因子分析の対象は,新人看護師960名:男性20名女性940名です。 不良項目のチェックをしました。本によると(1)最小値,最大値の幅が狭すぎないこと(2)他と比べて小さすぎる標準偏差がないこと(3)mean+std及び mean-stdが尺度をの上限を超えないこと・・とありました。これを満たさなければ不良項目なので除外する,とありました。以下に示すように項目3と 5が(2)と(3)に当たります。しかし,外国の尺度の日本版を作る意味は外国との比較ができるようにするためなのでできるだけ原版の項目はできるだけ削除したく ありません。このデータの項目3と5の不良度は削除しなければならないレベルでしょうか?
N    Std    mean    mean+std    mean-std    Mini    Max
---------------------------------------------------------------------                        
1  -0.82    1.53     0.71        -2.35       -3      3
2  -0.34    1.85     1.51        -2.19       -3      3
3  -2.07    1.37    -0.70        -3.43       -3      3
4  -1.01    1.46     0.45        -2.47       -3      3
5   0.52    2.11     2.63        -1.59       -3      3
6  -0.59    1.53     0.95        -2.12       -3      3

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783. Re: 因子分析-不良項目のチェック 青木繁伸  2003/10/11 (土) 23:05
> 外国の尺度の日本語版を作ろうとしています(30項目)。

別の観点からコメントします。

日本語独自の尺度を作ったら,外国の研究結果と比較できなくなると言うのは承知の上なんでしょうね?

比較をしたいのなら,質問紙は忠実に訳して,調査結果で異同を比較すると言うことになるのでしょう。



分かり切っていることでしょうが,念のため。

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779. Re: 因子分析-不良項目のチェック 青木繁伸  2003/10/11 (土) 22:50
いろいろ,細かいことも指摘しますが,それは必ずしも全部が重要とか意味が亜あるとか言うことではないので,前もって注意しておきます。

> 対象は,新人看護師960名:男性20名女性940名です。

これほどアンバランスだとは思っていませんでした。
このデータの分析辛い得ることは,「女性についてのみ言えること」になってしまうかもしれません(そうでないことを祈りますが)

> 本によると(1)最小値,最大値の幅が狭すぎないこと(2)他と比べて小さすぎる標準偏差がないこと(3)mean+std及びmean-stdが尺度をの上限を超えないこと・・とありました。
> N    Std    mean    mean+std    mean-std    Mini    Max
> ---------------------------------------------------------------------                        
> 1  -0.82    1.53     0.71        -2.35       -3      3
> 2  -0.34    1.85     1.51        -2.19       -3      3
> 3  -2.07    1.37    -0.70        -3.43       -3      3
> 4  -1.01    1.46     0.45        -2.47       -3      3
> 5   0.52    2.11     2.63        -1.59       -3      3
> 6  -0.59    1.53     0.95        -2.12       -3      3
Std っていうのは,Standard deviation 標準偏差でしょうか。
標準偏差に負の値があるというのはどういうことでしょうか。標準偏差は分散の平方根ですから,正の値のはずですが。私には理解不能です。
負の値であろうと正の値であろうと,標準偏差と言うからにはその絶対値が意味を持つと理解するのが普通なのですが,貴方が使った(SPSSですか??)が,標準偏差に符号を付けるものだから,貴方はそれにつられて誤解をしているのです。「小さすぎる標準偏差がないこと」というのを,符号を含めて解釈してしまいましたね。それは,間違いです。大本のいっていることは,「散らばりの小さなもの」ということですから,ここで示されている状から判断する場合には,「絶対値の小さなもの」すなわち,「変数2!!」とか「変数5」,「変数6」が問題になるのではないでしょうか。それにしてもStd というのが何なんか,わかりませんです。はい。

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784. Re^2: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/11 (土) 23:16
青木先生  たびたび  ありがとうございます。

> > 対象は,新人看護師960名:男性20名女性940名です。

看護師はまだまだ女性が多いです。この外国の尺度は外国では大学生を対象に信頼性,妥当性を検証していますが,確かに私は男性を対象として充分な検討はできないかもしれません。

> Std っていうのは,Standard deviation 標準偏差でしょうか。
> 標準偏差に負の値があるというのはどういうことでしょうか。標準偏差は分散の平方根ですから,正の値のはずですが。私には理解不能です。

単純なミスをしてしまいました。mearn と Std Dev が入れ替わっていまっていました。Std Devには-はありません。人に教えを請うのにこんなミスをしてしまって申し訳ありません。反省しました。気をつけます。  鈴木英子

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785. Re^3: 因子分析-不良項目のチェック 青木繁伸  2003/10/11 (土) 23:30
> 単純なミスをしてしまいました。mearn と Std Dev が入れ替わっていまっていました。Std Devには-はありません。

了解しました。

しかし,今回,この基準で何かを判断すると言うには,この基準はあまりにも無力でしょう。

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791. Re^4: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/13 (月) 12:05

> しかし,今回,この基準で何かを判断すると言うには,この基準はあまりにも無力でしょう。


外国の質問紙を忠実に訳し,バックトランスレーションをして日本語版を作りました。現在探索的因子分析をして原版と比較しようとしています。次に共分散構造分析をしたいと考えています。どちらも初めてなので,書籍を参考ししています。その,書籍にはこの基準以外には,調査票にもどり,不良項目を除去する,サブグループごと比較する,とあります。他に有力な方法があればご助言下さい。

鈴木英子

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793. Re^5: 因子分析-不良項目のチェック @@  2003/10/13 (月) 12:56
>他に有力な方法があればご助言下さい。

素人の意見として聞いてください.

こ種の比較をするうえで,およそなにか決まった「方法」に従えば比較可能などということは困難ではないでしょうか.
忠実な翻訳でも受感は異なり,標本は学生と看護士という異なりようです.
項目削除は一般的な指針ですが,私見では3の変数がおかしいと思います.7件法でほぼ-2と-3に偏っていますね.
予備解析の段階のようですが,まず単変量分布の形状を比較するのはどうでしょうか.
「方法」ですが,順番を逆にして,最初にSEMで外国版とおなじモデルがデータと適合するか確認すればいいとお思います.
テキストに書いてある手順は原版のたどった手順ですが,いまや反対のアプローチが可能ですから.

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795. Re^6: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/13 (月) 13:22
> >他に有力な方法があればご助言下さい。
> 項目削除は一般的な指針ですが,私見では3の変数がおかしいと思います.7件法でほぼー2とー3に偏っていますね.
> 予備解析の段階のようですが,まず単変量分布の形状を比較するのはどうでしょうか.


はずかしいのですけれど,単変量分布の形状の比較とは?
どういう事でしょうか?

鈴木英子

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794. Re^6: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/13 (月) 13:16
お返事ありがとうございます。

> >他に有力な方法があればご助言下さい。

> こ種の比較をするうえで,およそなにか決まった「方法」に従えば比較可能などということは困難ではないでしょうか.
>忠実な翻訳でも受感は異なり,標本は学生と看護士という異なりようです.項目削除は一般的な指針ですが,私見では3の変数がおかしいと思います.7件法でほぼ-2と-3に偏っていますね.予備解析の段階のようですが,まず単変量分布の形状を比較するのはどうでしょうか.

説明不足ですいません。6件法です。-3,-2,-1,1,2,3と0を含みません。
この質問紙を使った論文が外国で多くあるため比較したいと考えております。項目を削除しても大丈夫ですか?

> 「方法」ですが,順番を逆にして,最初にSEMで外国版とおなじモデルがデータと適合するか確認すればいいと思います.
> テキストに書いてある手順は原版のたどった手順ですが,いまや反対のアプローチが可能ですから.

すいません。全く初めてなので・・教えて下さい。SEMとは?共分散構造分析の事ですか?

鈴木英子

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796. Re^7: 因子分析-不良項目のチェック 青木繁伸  2003/10/13 (月) 13:45
> 説明不足ですいません。6件法です。-3,-2,-1,1,2,3と0を含みません。

一番肝心なところが変ですね。
6件法としてなぜ -3, -2, -1, 1, 2, 3という数値を割り当てますか。順序尺度を数値に割り当てるやり方としては異例の割り当てではないでしょうか。-1 と 1の距離をなぜ他と比べて2倍にする必要があるのか。選択肢の言葉を見ればその理由がわかるかもしれないが,それにしても単なる順位尺度のデータをそのように割り当てるのは変だと思いますね。

最初,貴方がマイナスの数値をなくすようにと5を加えたと言っていましたが(なぜ5なのかも変か),そのときにどの様な数値になるか考えましたか。2,3,4,6,7,8 ですよ。違和感感じませんでした?

> この質問紙を使った論文が外国で多くあるため比較したいと考えております。項目を削除しても大丈夫ですか?

だからこそ。大本の質問項目そのままで,尺度もそのままで適用すべきでしょう。新たに尺度を作ってしまったのでは比較できないでしょう。

そのままの質問項目,そのままの評価方法が今回のように国も対象者の属性も異なる集団に同じように適用してよいかどうかは別でしょう。新たに因子分析をして尺度を構成し直してみて,それが原版と同じようなものになるかどうかを検討してみようと言うのは手順としては不適切ではないでしょうか。

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798. Re^8: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/13 (月) 14:24
☆ 説明不足ですいません。6件法です。-3-2-1123と0を含みません。
>
>一番肝心なところが変ですね。6件法としてなぜ -3, -2, -1, 1, 2, 3という数値を割り当てますか。順序尺度を数値に割り当てるやり方としては異例の割り当てではないでしょうか。-1 と 1の距離をなぜ他と比べて2倍にする必要があるのか。選択肢の言葉を見ればその理由がわかるかもしれないが,それにしても単なる順位尺度のデータをそのように割り当てるのは変だと思いますね。最初,貴方がマイナスの数値をなくすようにと5を加えたと言っていましたが2,3,4,6,7,8ですよ。違和感感じませんでした?

☆確かに,変です。
日本に質問紙がないので
外国の論文と比較可能なものを作りたいと思ったんですが・・


尺度肢の言葉は,以下の通りです。

+3 まさにわたしの特徴そのものであり,きわめて当てはまる。
+2 かなりわたしの特徴に近く,かなり当てはまる。
+1 どちらかというと私の特徴に近く,どちらかと言えば当てはまる。
-1 どちらかというとわたしの特徴と異なり,どちらかというと当ては  まらない。
-2 かなりわたしの特徴とは異なり,当てはまらない時の方が多い。
-3 まったくわたしの特徴とは異なり,まったく当てはまらない。


☆ この質問紙を使った論文が外国で多くあるため比較したいと考えております。項目を削除しても大丈夫ですか?
>
> だからこそ。大本の質問項目そのままで,尺度もそのままで適用すべきでしょう。新たに尺度を作ってしまったのでは比較できないでしょう。
>
> そのままの質問項目,そのままの評価方法が今回のように国も対象者の属性も異なる集団に同じように適用してよいかどうかは別でしょう。
新たに因子分析をして尺度を構成し直してみて,それが原版と同じようなものになるかどうかを検討してみようと言うのは手順としては不適切ではないでしょうか。


☆どのようにすればよいのでしょう?
信頼性と妥当性を検証しようと思ったんですけれど,やってることが全くおかしいわけですか?テスト-再テスト,折半法,探索的因子分析をして論文を書いているのですけれど・・次は,共分散構造分析をせよと言われまして。でも根本的におかしいと言うことですね。

また,別の調査では,この尺度の合計と別の尺度の合計との相関を見たりしているんですけれど・・すいません。初学者が本を読みながらやっているのでめちゃくちゃでしょうか?

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801. Re^9: 因子分析-不良項目のチェック @@  2003/10/13 (月) 15:03
> 次は,共分散構造分析をせよと言われまして。

あなたの論文とレフリーの意図は分かりませんが,研究目的が外国版の再現(比較検討)なら,SEMをやるのは1つの方法です.

しかし,外国版はSEMが示されていないでしょ.伝統的な「尺度」だとするとEFAを回転して項目グループを作って和得点を尺度と呼ぶわけですから,できることは,同じような変数のクラスターを得られたか,どうかということ位ではないでしょうか?

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802. Re^10: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/13 (月) 15:38
お返事ありがとうございます。

最終目的の博士論文にこの質問紙にある測定が必要でした。この尺度は1973年に作られています。
この質問紙は1973年〜2002年に米国,ベルギー,スイス,ドイツ,イギリス,フランス,トルコ,中国で35件の使用が認められそのうち7件が看護領域の対象でした。古い尺度ですが,外国の論文と比較可能なこの尺度の日本語版を作りたいと考えました。そして信頼性,妥当性を検討しています。

> しかし,外国版はSEMが示されていないでしょ.伝統的な「尺度」だとするとEFAを回転して項目グループを作って和得点を尺度と呼ぶわけですから,できることは,同じような変数のクラスターを得られたか,どうかということ位ではないでしょうか?

原版には,SEMは示されていません。クラスターも示されていません。

比較しなくても,信頼性と妥当性が示されればいいわけですよね?・
なんか,恥ずかしいんですけれど・・・SEMをしてみます。
ありがとうございました。

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816. Re^11: 因子分析-不良項目のチェック 青木繁伸  2003/10/15 (水) 23:21
>この質問紙は1973年〜2002年に米国,ベルギー,スイス,ドイツ,イギリス,フランス,トルコ,中国で35件の使用が認められそのうち7件が看護領域の対象でした。古い尺度ですが,外国の論文と比較可能なこの尺度の日本語版を作りたいと考えました。そして信頼性,妥当性を検討しています。

原版が何語で作られたのかわかりませんが,その言語以外の国で使われたときにはどのように使われたかは調べましたか。

何回か繰り返して,鈴木さんからはお答えがありませんでしたが,「日本独自の尺度を作ったら比較できませんよね」という質問へはどのように対処するのでしょうか。
探索的因子分析でも確認的因子分析でもいいですが,因子構造が日本と諸外国では違うという結果が出たらそれでお終いですか?それともそれは新たな知見としてとっておいて,とりあえず従来の諸外国での尺度構成のまま比較をしようとするのでしょうか。

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828. Re^12: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木  2003/10/16 (木) 14:52
青木先生
続きです。
宜しくお願いします。

>
日本独自の尺度を作ったら比較できませんよね」という質問へはどのように対処するのでしょうか。

☆日本独自の尺度はいまのところ作りません。アメリカの尺度とちがう因子構造であっても同然ですよね。忠実に翻訳した者を使いたいと思います。対象の変化を見たり他の実証との関連を見ることは可能かと思います。ただ,0のない6件法というところは,確かに引っかかり,その為に因子分析がうまくいかないのかとも思いましたが・・・取り合えず,探索的因子分析は,うまく解釈できました。しかし,原版とは違っています。これは,無駄なことでしょうか?確認的因子分析は今勉強中ですが・・なぜそれをするのかは,今ひとつよくわかりません。

> 探索的因子分析でも確認的因子分析でもいいですが,因子構造が日本と諸外国では違うという結果が出たらそれでお終いですか?それともそれは新たな知見としてとっておいて,とりあえず従来の諸外国での尺度構成のまま比較をしようとするのでしょうか。
☆はい,確認的因子分析はまだ,よくわかりませんが,看護の世界では信頼性と妥当性の検討にテスト-再テスト,クロンバックα,探索的因子分析を行っている者がおおいのでそれをまねしていました。解らないことだらけですが,解るようになりたいと思っています。ご助言お願い致します。

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827. Re^12: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木  2003/10/16 (木) 14:51
青木先生
お返事ありがとうございます。
☆原版は英語です。中国(台湾)の論文では,バックトランスレーションをして心理学者と共に妥当性を検証し,テスト再テスト,折半法,クロンバックαのみを出しています。イギリスのは,range,mearnの比較や,類似した尺度との相関を示してあります。今のところ因子分析をしているものを見つけていません

> 原版が何語で作られたのかわかりませんが,その言語以外の国で使われたときにはどのように使われたかは調べましたか。

☆中国では,得点を解釈するときに国民性が違うのでそこの部分では比較はしていません。ベースラインとして抑鬱状態とこの尺度(自己主張の程度とでも言いますか)をしらべランダムサンプルで自己主張訓練をして訓練の結果があったかどうかを明らかにしています。また,自己主張の得点が上がった看護師は鬱状態の得点が低くなったと結論づけています。他の英語のものは,これの思春期用の修正版をつくっています。
この尺度は,そのまま調査対象としては,筋緊張性頭痛患者,アルコール依存者,神経症患者,鬱病患者,放射線技師,看護師等に使われています。

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800. Re^9: 因子分析-不良項目のチェック @@  2003/10/13 (月) 14:54
その6件法は1つの可能性として,「どちらともいえない」「該当しない」という回答ないし無回答に対して「0」という数値を与えて結果的に7件法にしているかも知れません.項目が多いので無回答もあるでしょう.

SEMとは共分散構造分析のことです.構造方程式モデリングの略です.

単変量分布の形状とは,1つずつ項目の分布を見ましょう,ということです.ある項目が,外国では

1■■
2■■■■
3■■■■■
4■■■■■■
5■■■■
6■■

日本では

1■
2■
3■■
4■■■■
5■■■■■■■
6■■■■■■■■

のようなことがないか.感じ方が違い,測定している概念が異なっていないか,検討する材料になるでしょ.

     [このページのトップへ]


803. Re^10: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/13 (月) 15:42
> その6件法は1つの可能性として,「どちらともいえない」「該当しない」という回答ないし無回答に対して「0」という数値を与えて結果的に7件法にしているかも知れません.項目が多いので無回答もあるでしょう.
>
> SEMとは共分散構造分析のことです.構造方程式モデリングの略です.
>
> 単変量分布の形状とは,1つずつ項目の分布を見ましょう,ということです.ある項目が,外国では
>
> 1■■
> 2■■■■
> 3■■■■■
> 4■■■■■■
> 5■■■■
> 6■■
>
> 日本では
>
> 1■
> 2■
> 3■■
> 4■■■■
> 5■■■■■■■
> 6■■■■■■■■
>
> のようなことがないか.感じ方が違い,測定している概念が異なっていないか,検討する材料になるでしょ.


外国のものに単変量分布が無いので比較できませんが私のものは一つ一つ出してみます。
合計の分布しか見ていませんでした。
ありがとうございました。

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797. Re^8: 因子分析-不良項目のチェック 青木繁伸  2003/10/13 (月) 14:11
> > 説明不足ですいません。6件法です。-3-2-1123と0を含みません。
>
> 一番肝心なところが変ですね。
> 6件法としてなぜ -3, -2, -1, 1, 2, 3 という数値を割り当てますか。

念のために書いておきますが,等間隔の数値を割り当てるのが妥当と思います。
原点を対称とするなら,1 刻みなら -2.5, -1.5, -0.5, 0.5, 1.5, 2.5 となりますが,小数点がつくのを嫌うなら2倍してやればいい。-5, -3, -1, 1, 3, 5 ということです。
どちらを採用しても,変数の一次変換は相関関係に影響しないというのは,最初の頃のコメントに書いてあげたとおりです。

それにしても,原版もこのスコア付けになっているのでしょうか。

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799. Re^9: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/13 (月) 14:40
> それにしても,原版もこのスコア付けになっているのでしょうか。

☆原版の通りです。できるだけ忠実に翻訳もしています。

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780. Re^2: 因子分析-不良項目のチェック 青木繁伸  2003/10/11 (土) 22:50
「mean±stdが尺度の範囲を超えない」というのは,合理的な判断基準かどうか,疑問に思います。
理論的で,なおかつ単純な例外が存在します。それは,「正規分布に従う測定値(連続変数)」です。その場合には,平均値±標準偏差の範囲に存在するのは,「わずか68%程度」なんですが??
それに,例の様な,-3,-2,-1,0,1,2,3 鹿取らないような(順序尺度変数)場合には,例に示されたような,最小値 -3,最大値 3というのはほとんど全ての尺度で満たされるでしょうね。(そうでないと,明らかに,明らかに,明らかに,不適切な質問項目でしょう!!)

この質問で定義されたことは,実質的には何の問題もないことでしょ(取り上げる意味はあまり無い)。


それにしても,Std ってなんでしょう。???

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782. Re^3: 因子分析-不良項目のチェック 鈴木英子  2003/10/11 (土) 23:05
> 「mean±stdが尺度の範囲を超えない」というのは,合理的な判断基準かどうか,疑問に思います。
> 理論的で,なおかつ単純な例外が存在します。それは,「正規分布に従う測定値(連続変数)」です。その場合には,平均値±標準偏差の範囲に存在するのは,「わずか68%程度」なんですが??
>それに,例の様な,-3,-2,-1,0,1,2,3 鹿取らないような(順序尺度変数)場合には,例に示されたような,最小値 -3,最大値 3というのはほとんど全ての尺度で満たされるでしょうね。(そうでないと,明らかに,明らかに,明らかに,不適切な質問項目でしょう!!)

ありがとうございます。解りました。

>
> この質問で定義されたことは,実質的には何の問題もないことでしょ(取り上げる意味はあまり無い)。
>
>
> それにしても,Std ってなんでしょう。???

すいません。不正確なことを書きました。本には Std Dev とありました。申し訳ありません。

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