★ 対応のある比率の検定 ★

322. 対応のある比率の検定 hide 2003/07/11 (金) 23:36
└324. Re: 対応のある比率の検定 青木繁伸 2003/07/12 (土) 10:34


322. 対応のある比率の検定 hide  2003/07/11 (金) 23:36
いつも大変参考にさせていただいております.
ある症状(現象)を「あり」,「なし」で評価し,治療の前後でその比率に差があるのかを検定するとします.すぐに思いつくのは2×2の分割表で,同等性の検定か独立性の検定(いわゆるカイ自乗検定),あるいはFisherのExact testです.
この場合は,同等性の検定が最適かと思うのですが,この方法は比較しようとする群間の対応関係を無視しているような印象を受けます.対応関係を生かそうとすれば,被験者間要因(1)×被験者内要因(1)の繰り返しのない二元配置の分散分析が考えられます.しかし,当たり前かもしれませんが,2×2のデータでは計算ができません.
治療の前後のように,対応のあるデータの比率を比較する場合に適した統計手法というものが存在するのでしょうか?あるいは,カイ自乗検定では,データの対応関係を無視してもよいのでしょうか?また,無視しても良い場合,なぜ無視できるのかといった理論的な根拠を含め,簡単にご教授いただけると助かります.
よろしくお願いいたします.

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324. Re: 対応のある比率の検定 青木繁伸  2003/07/12 (土) 10:34
マクネマー検定
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Hiritu/McNemar-test.html
ではないのですか?

対応のある比率の差の検定に独立性の検定やその Exact 版である Fisher's exact test を用いるのは明らかな間違いです。

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