★ 一部従属の比率差の検定方法 ★
124 一部従属の比率差の検定方法 伏見 2003/01/19 (日) 14:17
130 Re: 一部従属の比率差の検定方法 青木繁伸 2003/01/19 (日) 20:41
132 Re^2: 一部従属の比率差の検定方法 青木繁伸 2003/01/19 (日) 20:53
128 Re: 一部従属の比率差の検定方法 青木繁伸 2003/01/19 (日) 20:29
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130. Re: 一部従属の比率差の検定方法 青木繁伸 2003/01/19 (日) 20:41 |
なぜ間違っているかというと,以下のような表を見ればよい。
全体で200人について調査した。一年生はそのうち50人。
独立性の検定をしようとして,教科書に載っているような2×2分割表を作る。
携帯電話
持っている もっていない 合計
全体 180 20 200
一年生 40 10 50
合計 220? 30? 250?
全合計が250って,どういうこと?
全合計が200なんだから,全体の中には一年生が含まれているんだから,正しい表は,
持っている もっていない 合計
二年生以上 140 10 150
一年生 40 10 50
合計 180 20 200
これしかないでしょう。
#それにしても,杉山さんは何をどの様に証明しようとしているんだろう?
#それを,ちゃんと見てからにしないといけないのかな?
#わたしは,上のようにしか考えられないのだけど
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132. Re^2: 一部従属の比率差の検定方法 青木繁伸 2003/01/19 (日) 20:53 |
これとよく似たものに,対応のある比率の差の検定(つまり,マクネマーの検定)というのがある。
1月に内閣支持率について100人に調査した。40人が支持していた。
同じ対象者について4月にもう一度調査したところ,100人中50人が支持していた。
支持率に変化はあったか。
このデータを表にするとき,
支持する 支持しない 合計
1月 40 60 100
4月 50 50 100
合計 90? 110? 200?????
総合計が200だって???!!!
正しい表はどうなるか?
解答は,この枠の一番下(画面をスクロールしないと見えないかも)
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与えられた情報だけでは,表をつくれない それが正解 |
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128. Re: 一部従属の比率差の検定方法 青木繁伸 2003/01/19 (日) 20:29 |
> それとも,全体と部分の比率の差を検定すること自体がいけない(間違い)
> ということなのでしょうか.
> いけない,ということで,正しい方法を知りたいのです.
間違った方法です。
正しい方法は,この掲示板のどっかにも書いたのだけど(それも最近)行方不明。
件の例に沿っていえば,
【全体・一年生】×【持っている・持っていない】の2×2分割表もどきを使って検定するのではなくて,
【一年生〜四年生】×【持っている・持っていない】の4×2分割表で検定する。
(または,一年生のみに注目するなら,【一年生・二年生以上】×【持っている・持っていない】の2×2分割表で検定する) |
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