★ お知恵を拝借したのですが.... ★

 14 お知恵を拝借したのですが....  kawai  2002/01/24 (木) 20:35
  17 Re: お知恵を拝借したのですが....  青木繁伸  2002/01/24 (木) 20:51
   18 Re^2: お知恵を拝借したのですが....  kawai  2002/01/24 (木) 21:16
    19 Re^3: お知恵を拝借したのですが....  青木繁伸  2002/01/24 (木) 21:43
     21 Re^4: お知恵を拝借したのですが....  青木繁伸  2002/01/24 (木) 21:49
      22 Re^5: お知恵を拝借したのですが....  kawai  2002/01/24 (木) 21:59


14. お知恵を拝借したのですが....  kawai  2002/01/24 (木) 20:35
今,信号交差点で横断歩行者と左折する車の関係をモデル化しようと考えてます。
左折する車は,横断歩行者がいると当然のことながら,通行することはできません。
ここで,左折車両が通行する所と横断歩行者までの距離(相対距離)を計測しようと思ってます。
 左折車両が横断歩行者に邪魔されずに通行した場合の相対距離を計測することは問題にはならないのですが,横断歩行者がいる場合に左折車両が停止した場合の扱いが問題となってます。
 左折車両が停止した場合で,横断歩行者が左折車両の通行する所と距離が有る場合は,Lとして観測値を記録できるのですが,左折車両よりも先にすでに横断歩行者が交錯する所に到着している場合は,相対距離がマイナスになってしまいます。
 目的は,交錯する点からどの程度距離Lがあれば,左折車両は停止するのか・しないのかを分析したいのです。
 分析方法として,プロビット分析・ロジット分析を考えているのですが,距離Lがマイナスをどのように取り扱ったらいいのでしょうか?
 トービット分析で,マイナスのLを0にして解析したらどうかと思っているのですが,いかがなもんでしょうか?
 どうか,ご意見をお願いいたします。

     [このページのトップへ]


17. Re: お知恵を拝借したのですが....  青木繁伸  2002/01/24 (木) 20:51
ご承知のように,距離は必ず正の値を取ります。というか,そういう風に定義されています。
あなたの定義では距離は負の値になるとありますが,一般的な定義とは違うのですね(違いは分かったようで分からないですが)。
あなたの定義で距離がマイナスになっているというのは,「すでに歩行者は車と接触しない地点まで進んでいるのに車は危険だと思って停まった」という状態を記述しているのでしょうか?
このような場合は,あなたの研究しようとしていることには該当しないケースなのではないかという気もしますが。もしそうなら,そのようなデータは捨てればいいだけなのでしょう。
そうでないとすると,車の運転手からすればたとえ自分の進行コースからいえば負の距離(十分安全な距離にある)のだけれど,接触の可能性(後戻りするとか??)があるから停まったのでしょうから,そのあたりのことを考えて単にマイナスの距離ということではなくて別の要因をモデルに組み込む必要性を示唆しているのかもしれませんね。

     [このページのトップへ]


18. Re^2: お知恵を拝借したのですが....  kawai  2002/01/24 (木) 21:16
早々のご返事ありがとうございます。
少々説明が不足しているようでしたので,下図でご説明いたします。
    ○歩行者
   ↓
     ←左折車
横断歩道上で歩行者と左折車はこのように交錯するのですが(交錯点を0とすると),左折車が停止した場合に2通りあり,1つは,上記歩行者が左折車より上にいて,左折ドライバーが安全では無いと判断して停止する場合(この場合のLは+となる)。もう1つのケースは,左折車が横断歩道にさしかかった時点に歩行者はすでに左折車両の前方にいて,左折車両が停止せざる得ないケース(この場合Lをマイナスとしたい)

本来,求めたい値は,この+側のLの値によって,左折車が停止するのかしないのかを求めたいのです。
このときに,マイナスとなるLの扱いを実測データから削除して解析していいのか,これも含めて解析すべきなのかということです。

あと,解析手法として,通過率(停止率)なるものを求め,プロビット(ロジット)で解析したいのですが,いかがでしょう?宜しくお願いいたします。

     [このページのトップへ]


19. Re^3: お知恵を拝借したのですが....  青木繁伸  2002/01/24 (木) 21:43
よく分かりました。

対象者との距離は同じでも,軌跡が交差する点からすでに離れている(遠ざかっている)場合と,これから近づきつつある場合では違いがあるわけです。この違いをあなたは正負の距離で識別したのですね。この定義だと,符号付きの距離をそのまま判別に使えばいいです。つまり+5はやや危険だけど+2は危険,0はものすごく危険,-2も危険(+2よりは安全),-5は安全などなどということで,ぴったりでしょう?
0を境として対称ではないということは考慮しないといけないかもしれませんね。

     [このページのトップへ]


21. Re^4: お知恵を拝借したのですが....  青木繁伸  2002/01/24 (木) 21:49
その他注意点としては,停まる/停まらないは,距離だけではないということ。

歩行者の年齢
 老人は歩くのが遅い,どのような行動をとるか予測がつかない
 青年は歩くのが速い,歩行者として適切な判断を期待できる
 子供は歩くのが速いが,どのような行動を取るか予測がつかない

歩行者の速度
 歩いている
 走っている
 びっくりして停まってしまった

天候
 路面が凍っている
 雨が降って見通しが悪い(双方とも)
 夜で視界が悪い

などなど,いっぱいありますね。

     [このページのトップへ]


22. Re^5: お知恵を拝借したのですが....  kawai  2002/01/24 (木) 21:59
ありがとうございます。おっしゃるとおりです。
横断歩道を横断する歩行者の研究は過去いろいろ行われていて,歩行者の平均速度は,おおむね1.2m/秒が平均値であると言われています。
今回は,この値を使用しようと考えてます。また,天候についてもビデオ調査からの読みとりですので,晴れ・曇りの日しか調査不可能であるために,雨の日の行動を推定するモデルとはなり得ないと考えてます。
結局の所,晴れ・曇りの一般的な横断歩行者が左折車両とどの程度の距離が離れていたら,横断歩行者の間隙を縫って通行するのか。ということを表したのです。

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 018 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る