★ 副作用の比較 ★

 390 副作用の比較  三文治  2001/12/05 (水) 17:02
  391 Re: 副作用の比較  青木繁伸  2001/12/05 (水) 20:17
   396 Re^2: 副作用の比較  三文治  2001/12/06 (木) 10:09
   395 Re^2: 副作用の比較  ひの  2001/12/06 (木) 01:44


390. 副作用の比較  三文治  2001/12/05 (水) 17:02
副作用が次のように起こっています。同一患者に副作用1〜3は重複して起こっているものと考えられます・

     薬品A    薬品B
全患者数  198     100
副作用1   36     18 
副作用2   62     11
副作用3   12      8

 「副作用の出かたに差があるか?」 という設問には
副作用1   36     18 
副作用2   62     11
副作用3   12      8
の2×3分割表でやれるような気がしますが、全患者数の情報がなくなってしまいます。(勿論副作用の起こらなかった患者数はわかりません。)

このような場合に適した手法はないものでしょうか?

     [このページのトップへ]


391. Re: 副作用の比較  青木繁伸  2001/12/05 (水) 20:17
>  「副作用の出かたに差があるか?」 という設問には
> 副作用1   36     18 
> 副作用2   62     11
> 副作用3   12      8
> の2×3分割表でやれるような気がしますが、全患者数の情報がなくなってしまいます。

それではだめです。例数を重複して数えることになりますから。

>(勿論副作用の起こらなかった患者数はわかりません。)

わからないわけはないのではないでしょうか?
単に調べていないだけ?

> このような場合に適した手法はないものでしょうか?

ちゃんとデータを取るべきです。そして,複数の副作用の発言についてもちゃんと調べます。
以下の表で,副作用1〜3をa,b,cと表記し,acは副作用1と3が併発したものなどとします。

        薬品A   薬品B
副作用なし   ○○○   ○○○
a       ○○○   ○○○


ab      中略
ac
bc
abc     ○○○   ○○○

このようにして独立性の検定(分布の差の検定)をやればよろしいでしょう。
なお,期待値の小さいセルがたくさんできるかもしれないので,exact test を行うのがよいでしょう。

     [このページのトップへ]


396. Re^2: 副作用の比較  三文治  2001/12/06 (木) 10:09
ありがとうございました。

>>(勿論副作用の起こらなかった患者数はわかりません。)
> わからないわけはないのではないでしょうか?
> 単に調べていないだけ?
実は文献を読んでいて疑問におもったのです。その文献には副作用の起こらなかった患者数が抜けていたのです。

この方面(医学、薬学)には」全くの素人ですのでこらからもよろしくご指導下さい。

     [このページのトップへ]


395. Re^2: 副作用の比較  ひの  2001/12/06 (木) 01:44
>         薬品A   薬品B
> 副作用なし   ○○○   ○○○
> a       ○○○   ○○○
> b
> c
> ab      中略
> ac
> bc
> abc     ○○○   ○○○
>
> このようにして独立性の検定(分布の差の検定)をやればよろしいでしょう。
> なお,期待値の小さいセルがたくさんできるかもしれないので,exact test を行うのがよいでしょう。

こういうカテゴライズよりも、aを発症したしない、bを発症したしない、cを発症したしない、薬品AB、という2x2x2x2の四次元分割表にすべきではないでしょうか?こうすれば副作用間の相関も同時に調べられます。

 私のところではやっとこさ3次元分割表の正確確率検定のプログラムができましたが、4次元分割表は未対応です(^^;)。

     [このページのトップへ]


● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 016 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る